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by ST25
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 車を買ったのだ。

 車を好きになったのは小学5年生のとき。 その頃は小遣いも少ないから、毎週末に来る新聞の折り込み広告をファイルしながら集めて何度も見ていた。 何冊か買った車雑誌は何回も何回も見(読み)返した。 そして、その度に心躍らせていたものだ。

 その頃、一番好きだったのは、セルシオ(初代)。 今は、レクサスLSになり、セルシオという名前は消えてしまったけど、世界に誇る日本の上質な高級車は、いかにも憧れの対象としてぴったりの車だった。 そして、その趣味の方向性から、プレジデント(先代)、ロールスロイス、ベントレー、マイバッハ、センチュリーといったVIPカーがたまらなく好きだった。 本当にたまらなかった。 (今でもたまらないけど。)

 その当時、スポーツカーはそこまで好きではなかった。

 それが、学生の頃に、新たに、F1にはまった。 土日の深夜はテレビにかじりつき、雑誌を買い、鈴鹿にも行った。 あの音と匂いは格別な官能的な記憶として今も残っている。 ジョーダン・ホンダのあの絶妙な黄色のマシンは、今でも最高にカッコイイと思っている。 そして、フェラーリ、ランボルギーニ、NSXといったスポーツカーも好きになった。 ( F1からホンダもトヨタも撤退した今でも、以前よりは落ちるけど、F1は好きで見続けている。)

 その後、さらに新たに、WRC(世界ラリー選手権)が好きになった。 特に、スバルの光り輝く青いインプレッサがソルベルグとのコンビで世界の他の車たちを負かす勇姿には惚れ惚れしたものだった。 そして、そんな青いラリー車とほぼ同じ形・色の車をそこらの道で見かける度に心躍らせたものだ。 ( スバルも三菱もWRCから撤退してしまい、ラリー界を席巻していたインプレッサとランサー・エボリューションはともにモデルチェンジをした。 ただ、どちらもその新型もカッコイイ。)

 そんなこんなで、車のストライクゾーン( ホームランを打てるくらいの )は、高級車、スポーツカー、ラリー車となかなかに幅広くなったのだった。


 そんな中、何を買うべきか。 もちろん、色々な現実的な条件の制約の中で。


 予算の制約は大変に厳しい。

 取り回しなど、実用に耐える車でなくてはならない。

 高い金払って買ったものが故障ばかりするのは精神的・経済的にきつい。(中古車の場合。)

 車を買うのは初めてだから、買ってから後悔しないような、無難な選択をするのは悪くはない。

 エコカー減税、補助金は今しかない仕組みだ。

 とはいえ、思えば、自分の一生の中で、車を買う機会なんて何回もあるものではない。 中途半端な車を買ってのんびりしている暇はない。 思い切って、攻撃的に、憧れている車を最初から買うべきではないか。


 てなことを、毎月7~8冊の自動車雑誌を買って読み、YouTubeで色々なインプレッションや走ってる姿を視聴し、道路ではいつも車ばかり見ながら歩き、何度も何度も思案した。 その間、半年近く。

 そうして、ようやく決断した。



 買ったのは、日本が世界に誇るラリーベース車、旧型インプレッサ。(中古。)

 WRCのラリーに特にはまっていた頃、もの凄くカッコイイとは思っていたけど、外見がかなり派手だし、マニュアルだし、ハイパフォーマンス・カーだし、心臓の小さい自分が買うことは絶対ないだろうなぁと思っていたのが、まさか買うことになるとは。 自分自身の変化も含めて色々と感慨深いものがある。
 

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 ただの興味本位で、トヨタのハイブリッドカー、プリウス(2代目=一つ前のモデル)をレンタカーで借りて乗ってみた。

 基本的には今までの自分が経験してきた車体験との相対的な評価で、箇条書き的にいくつか気付いた点をあげつらっていく。


 まず、静か。 トヨタの高級車に位置付けられる車にも勝るとも劣らない。 50kmくらいでもそれは変わらない。

 そのこととも関連して、当たり前ではあるけど、加速は緩やかで、決して爆発するような加速感はない。 それでも、だからといって他の車から遅れをとるほどのことはない。 それに、60~70km出しても辛そうな感じはまったくない。

 言うまでもなく、燃費が格段に良い。 常軌を逸してるくらい良い。

 丸々太ったボディから想像される通り、室内は広々してて開放感に溢れている。

 そして、その丸みと関係あると思うけど、車幅の感覚がつかみにくい。 室内の作りも丸っこくて、どこまでが車体かというのがはっきりしないからだと思う。 それから、乗っていると車自体が大きいと感じたけど、改めてボディサイズを見たら意外なほど小さくてびっくりした。 この点、アメリカ向きに造られた巨体なカムリの方が感覚としては小さく感じたくらい。 (もちろん、車体の大きさの感覚は慣れが重要ではあるけれど。)

 スピードメーター等がダッシュボードの奥の方にあって普通より遠くにある。 乗る前はどうかと思っていたけど、実際乗りながら見ると見やすい。 視点の移動がかなり少なくて済むから。 スピードメーターをよく気にしながら運転する人には良い。

 シートは人工的な素材だけど、座り心地はソフトで快適。

 外観は、現在の3代目の方がかっこよさがある。 現行モデルは、フロントグリルの青いトヨタマークの存在に焦点が収斂していくことによってぴしっとまとまりが出ている。


 気付いたのはこんなところ。 燃費の良さに特徴のある普通のクルマですな。


 それにしても、プリウスがこれほどまでに売れる理由は一体何?

 燃費の良さ(ガソリン代が安くて済む)? デザイン? 環境志向??? 流行に乗ってるだけ(付和雷同的な)?

 別に悪い車では決してないとは思うけど、ここまで売れる理由が分からない。

 久しぶりに車雑誌を買った。

 10代の頃は、定期的に買っていたものもあってよく買っていたものだった。 その後は、F1雑誌を定期的に買っていた時期があったけど、それも止めてしまったいたのだった。


 買ったうちの1冊は『ベストカー』

 きっかけは、新聞広告でアルテッツァは名車だったという記事が載ってるのを知ったこと。

 アルテッツァは外見が好きというのが何よりだけど、それ以外にも、値段とか大きさとか、夢や理想以外の、実用的な面を考えると、かなりポイントの高い車だった。 それが今では生産されてなくて、一応レクサスISに引き継がれたとはいえ、値段も大きさもデザインも全く別物になってしまっているのだ。 ( レクサスはレクサスでとてもカッコヨイのだけど。)

 そんな気持ちを共有し、鬱憤を晴らしてくれる記事を期待してたけど、正直、記事の内容はいまいち。 「名車」であることの説得力はあまりない。

 まあ、久しぶりに車雑誌を読んで、昔の気持ちを久しぶりに味わうこともできて楽しかったからいいのだけど。

 それにしても、時代の潮流とエコカー減税の実施という時期の影響もあって、環境性能の話とか軽自動車の話がけっこう多かった。 というか、昔と比べるとかなり多かった。 まあ、軽自動車は昔と比べれば大型化してデザインも洗練されているからそれほど違和感(?)はなかったのだけど。


 ちなみに、自分が好きな車は、2つの方向に類型化できて、1つがアルテッツァ(販売終了)、インプレッサWRX(のWRCに出てた青いやつ)、ランエボといったラリーに出てた/出そうな車。 いわば(外見も中身も)スポーティなセダン。 って、今でも売ってるのはランエボだけだ・・・。 ったく、悲しい世の中になったもんだ・・・。

 で、もう1つの方向がセルシオ(レクサスLSに引き継がれた)、プレジデント(の前のモデル)といったVIP車。

 で、この方向の趣味による食指が動いて買った雑誌が、『VIPCAR』

 要は高級車をさらにイカチクした車がいろいろ載ってる雑誌。

 個人的には、セルシオとかレクサスLSとかプレジデント(の前のモデル)とかは、改造しなくても、見てるだけでよだれが出てきそうなぐらいカッコイイと思うのだけど、改造したものの良さもまたあるのだ。

 黒光りしてるセルシオとかプレジデントとかレクサスLSとか、ホントたまらない。


 車は、買うにしても、持ってるにしても、改造するにしても、お金がかかる、という現実の前に、全てが遠景化、憧憬化する(ことができる)のが、良いことなのか悪いことなのかはよく分からない。
 特に何を思うでもなく2008年を送り出し2009年を迎えている。

 そんなわけで(?)、たまには普通の日記風に年末年始を振り返ってみる。


 ☆2008年12月31日

 思いのほか早く、午後1時頃に起きれたため隣町まで買い物へ。 2008年最後に買った本は、宮台真司『14歳からの社会学』、佐野眞一『クラッシュ』、ル・クレジオ『海を見たことがなかった少年』の3冊。 ル・クレジオは2008年のノーベル文学賞を受賞した人。 ノーベル賞は芥川賞とかとは違って信頼できる。

 大晦日の夜は、どこかで騒ぐより家で静かに過ごしたい派。

 そんなわけで、テレビ。

 『ガキ使』を見るつもりだったが、わざとらしさがプンプンする「山崎対モリマン」を見る気は毛頭ない。 そんなわけで、19時から20時半くらいまでは落ち着きなくチャンネルを回しながら時間をやり過ごした。 『紅白』は出演者たちの作り笑いとカラ元気が痛々しくて一瞬以上見てられない。

 20時半頃、適当にチャンネルを回してて辿り着いたNHk教育のベートーヴェンの『第九』を見始める。 「第九」は好きとはいえ、消極的なやむを得ない選択。 内容的には、テノールの独唱者が良かったくらいであとは並か並以下。

 それが終わった後、チャンネルを回したら『紅白』にエンヤが中継で出ていた。 さすが。 日本の他の歌手たちの酷さが際立つ。 エンヤが出てるときが瞬間最高視聴率を取らないかな、と思った。

 そのあと、『ガキ使』の「笑ってはいけない~」を見始める。 が、何だか今までとは違っておもしろくない。 それでも見続けていたが、23時過ぎに若手芸人たちが出てきたところでテレビを消した。


 ☆2009年1月1日

 昼頃起床。 午後、例年通り近所の神社に初詣。 その足で電車に乗って盛り場近くの喫茶店に行き年賀状書き。 そのあと、ブックオフへ。 収穫は、まずは105円で、これまたノーベル賞作家のナイポール『中心の発見』。 それから、UnderworldのライブDVD『エヴリシング・エヴリシング』。 こちらはかねてから探していたのが念願叶ってようやくゲット!!! このときは(年始めらしく)2009年は幸先いいなあと思った。

 その後、空いてそうだったマックに寄って前日買ったル・クレジオを読み始める。 ところで、マックのホットコーヒー(プレミアム・ロースト・コーヒー)って、こんなだったっけ??? 出始めた当初はもっと美味しく感じたんだけど・・・・。

 

 それにしても、派遣労働者やフリーターなどの非正規労働者をこれから社会的にどう扱っていくべきなのだろうか。 この種の労働形態をなくせばいいという問題でも、首切りの基準を厳しくすればいいという問題でもない。 彼らが歳を取れば取るほど格差は拡がり、その他の問題も色々と出てくる。 この課題が重くのしかかる年始めだ。
 今年は読んだ本の数は少なめ。 そんな中から、例年通り今年読んだベスト・スリーを。


 ① R.デーゲン 『オルガスムスのウソ
  (赤根洋子訳/文春文庫、2006年
 
② A.ベスター 『
ゴーレム100
  (渡辺佐智江訳/国書刊行会、2007年/感想
 
③ 上杉隆 『
ジャーナリズム崩壊
  (幻冬舎新書、2008年/感想


 は性についての俗説を科学的な知見から冷静に論じているとってもおもしろい本。おもわずにやりと笑ってしまうような内容の連発に、電車の中で読むことは断念した。
 は最初から最後まで、読後ぐったり疲れるような、そんな異様な熱気に満ちているSF小説。その熱気(の多く)がストーリーによるものではないのが異様な感じを与える。
 は日本の「ジャーナリズム」の現実をシニカルに綴った本。爆笑できてしまった本。


 今年は読んだ本が少なかった。でも別に、読みたくなるような本が少なかったわけではない。そんなわけで、読み残した本がたくさんたまってしまった、そんな気持ちが残る年末だ。

 
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