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車を買ったのだ。
車を好きになったのは小学5年生のとき。 その頃は小遣いも少ないから、毎週末に来る新聞の折り込み広告をファイルしながら集めて何度も見ていた。 何冊か買った車雑誌は何回も何回も見(読み)返した。 そして、その度に心躍らせていたものだ。
その頃、一番好きだったのは、セルシオ(初代)。 今は、レクサスLSになり、セルシオという名前は消えてしまったけど、世界に誇る日本の上質な高級車は、いかにも憧れの対象としてぴったりの車だった。 そして、その趣味の方向性から、プレジデント(先代)、ロールスロイス、ベントレー、マイバッハ、センチュリーといったVIPカーがたまらなく好きだった。 本当にたまらなかった。 (今でもたまらないけど。)
その当時、スポーツカーはそこまで好きではなかった。
それが、学生の頃に、新たに、F1にはまった。 土日の深夜はテレビにかじりつき、雑誌を買い、鈴鹿にも行った。 あの音と匂いは格別な官能的な記憶として今も残っている。 ジョーダン・ホンダのあの絶妙な黄色のマシンは、今でも最高にカッコイイと思っている。 そして、フェラーリ、ランボルギーニ、NSXといったスポーツカーも好きになった。 ( F1からホンダもトヨタも撤退した今でも、以前よりは落ちるけど、F1は好きで見続けている。)
その後、さらに新たに、WRC(世界ラリー選手権)が好きになった。 特に、スバルの光り輝く青いインプレッサがソルベルグとのコンビで世界の他の車たちを負かす勇姿には惚れ惚れしたものだった。 そして、そんな青いラリー車とほぼ同じ形・色の車をそこらの道で見かける度に心躍らせたものだ。 ( スバルも三菱もWRCから撤退してしまい、ラリー界を席巻していたインプレッサとランサー・エボリューションはともにモデルチェンジをした。 ただ、どちらもその新型もカッコイイ。)
そんなこんなで、車のストライクゾーン( ホームランを打てるくらいの )は、高級車、スポーツカー、ラリー車となかなかに幅広くなったのだった。
そんな中、何を買うべきか。 もちろん、色々な現実的な条件の制約の中で。
予算の制約は大変に厳しい。
取り回しなど、実用に耐える車でなくてはならない。
高い金払って買ったものが故障ばかりするのは精神的・経済的にきつい。(中古車の場合。)
車を買うのは初めてだから、買ってから後悔しないような、無難な選択をするのは悪くはない。
エコカー減税、補助金は今しかない仕組みだ。
とはいえ、思えば、自分の一生の中で、車を買う機会なんて何回もあるものではない。 中途半端な車を買ってのんびりしている暇はない。 思い切って、攻撃的に、憧れている車を最初から買うべきではないか。
てなことを、毎月7~8冊の自動車雑誌を買って読み、YouTubeで色々なインプレッションや走ってる姿を視聴し、道路ではいつも車ばかり見ながら歩き、何度も何度も思案した。 その間、半年近く。
そうして、ようやく決断した。
買ったのは、日本が世界に誇るラリーベース車、旧型インプレッサ。(中古。)
WRCのラリーに特にはまっていた頃、もの凄くカッコイイとは思っていたけど、外見がかなり派手だし、マニュアルだし、ハイパフォーマンス・カーだし、心臓の小さい自分が買うことは絶対ないだろうなぁと思っていたのが、まさか買うことになるとは。 自分自身の変化も含めて色々と感慨深いものがある。