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 谷崎潤一郎 『細雪(上)』 (新潮文庫、1955年)

 
 日本で最初のノーベル文学賞受賞を間近にして逝去してしまった作家の代表作。(ノーベル文学賞選考過程の事情に関しては都甲幸治『ノーベル文学賞のすべて』に詳しい。)


 1930年頃の関西。旧家の4姉妹(20代~30代)の人間模様を描いている。

 大作家らしく描写はわかりやすく見事で、すらすらと読み進めることができる。


 かつての日本らしい(?)過剰なほどの気遣いや自意識、そして、その過剰な意識から下される下衆な他人批評。

 はたしてこれを「日本的繊細さ」と言っていいものだろうか…


 かつての日本を生き生きと描いたという歴史的な価値はあるだろけれど、現在読んでおもしろみを感じるような類の小説ではないと思った。

 話の展開が大きくあるわけではないということで、上巻でストップ。

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