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※ 日々感じたこと考えたことを本記事とは別に、この記事の一番上に足していく形で不定期に書き連ねていきます。

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11月23日
・ テレビ見てたら、いきなり知ってる音楽(メジャーではないけど自分が好きなの)が流れてきてビックリ。Justiceの「DVNO」って曲。NECの何かのCMで使われてた。ちなみに、Justiceなら「DVNO」も収録されてる『Cross』の中に入ってる「Dance」が一番好き。もちろん「DVNO」もいい曲。

・ で、そのとき見てたのが、大相撲。安馬も白鵬も、本取りのときからすごい集中力してて、迫力があって見てておもしろかった。こういう相撲が増えれば人気につながるんだろう。ただ、問題は、朝青龍がそのすごい集中力を出してしまうと、誰も全く歯が立たないということだ。実際、F1でも一時期、フェラーリとシューマッハのコンビがあまりに強すぎて、つまらなくなってたということがあった。

11月9日
・ 西武優勝。去年、生まれて初めて(幼稚園の年長のときに応援を始めて以来初めて)のBクラスを経験して、このまま沈んでいくのかと寂しく思ってたけど、まだまだこれからも楽しませてもらえそうだ。よかったよかった。
 ただ、相手チームに“もらった優勝”という感じもする。CSでは、日本ハムの梨田監督が、相手に1勝のアドバンテージがある状態なのに初戦にダルビッシュを出さない迷采配。で、案の定、2勝0敗でダルビッシュを迎え、負けてもショックなし。日本シリーズでは、巨人の原監督が、シリーズを決する第7戦の終盤に明らかにダメになってた越智を代えずに、一気に逆転。そのまま優勝。ありがたや。
 それにしても、心配なのがWBC。星野監督を嫌う風潮が高まってすんなり原監督に決まったけど、原監督の采配はかなり危ないよ。日本全体をまとめるための求心力に関してなら確かにいいのかもしれないけど、采配はホント危ない。星野監督の方が絶対良かったって。

 

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 白井恭弘 『外国語学習の科学――第二言語習得論とは何か(岩波新書、2008年)


 巷に溢れる胡散臭い独り善がりなハウツー本とは一線を画し、学問的蓄積に基づいて、外国語学習における多様な側面を冷静かつ丁寧に概括している良書。

 具体的には、言語自体、母語の習得、学習者による違い、外国語習得のメカニズムなどが考察されている。そして、最後に、現在の研究の蓄積から考えられる効果的な外国語の学習法が簡単に示されている。

 結論として何か斬新なものが提示されているわけではない。

 けれど、巷に溢れる、奇をてらった、商業主義的な、一個人の経験だけに基づく、どうしようもない代物たちの胡散臭さを際立たせるという点、そして、外国語学習の際に気をつけるべきポイントを提示しているという点で、大変意義のある一冊。
 

 赤井邦彦 『鈴木亜久里の挫折――F1チーム破綻の真実(文春文庫、2008年)


 鈴木亜久里によるF1チームの立ち上げから撤退に至るまでの2年半を描いたドキュメント。

 その舞台裏を知っても、やはり、外側から見て想像していた通り、お金に泣かざるを得なかった現実が明らかになっている。

 あくまで第二チームを持つつもりのない資金協力に消極的なホンダ。ビジネスとしてのスポーツという意識が弱くオールジャパンのチームであってもスポンサーの成り手の出てこない日本企業。そして、華やかな世界にすり寄ってくる口先だけの胡散臭い連中たち。

 しかし、参戦2年目でポイントを獲得し、上位チームのマシンに喰ってかかり、本家のホンダを上回る成績を何度も出したりという、栄光と興奮の記憶が久しぶりに甦ってきた。

 本当に楽しい日々だった。


 佐藤琢磨とスーパー・アグリF1チーム。どちらも、一途な気持ちだけで裸一貫から這い上がってきた特別な存在だ。

 そんな彼らが、どちらも、道半ばで中途半端な終わり方をせざるを得なかった(得ない)というのは、なんとも寂しいことだ。

 なにが「Power of Dream」だ。


 というような総括をすることを可能にしてくれるくらい、この本は包括的に書かれている。 (ホンダのことを無理して擁護しすぎな気がするけれど。)

 マンデラの名もなき看守』 ( 監督:ビレ・アウグスト/出演:ジョセフ・ファインズほか/配給:ギャガ・コミュニケーションズ/2008年


 アパルトヘイト政策の下、逮捕・拘束されていたネルソン・マンデラを担当し、彼に心惹かれ、共感し、心の交流をするまでになった看守の話。実話に基づいた映画。

 作品としては駄作。

 全てが中途半端。何が描きたかったのかよく分からない。

 なにせ、主人公である白人の看守が、自分の身の回りの危険を甘受してまで、マンデラに共感し便宜を図るようになった理由という肝心なところでさえ、よく分からない。

 子供の頃、普通に黒人の子と遊んでいたことによるのか、娘が街角で黒人だけが警官に暴行される場面を見てショックを受けたことによるのか、マンデラの人間性に影響を受けたことによるのか・・・。

 こう書くと、当然に最後の要因が重要そうに見えるけど、実際の映画の中では看守がマンデラの人間性に影響を受けているような場面はほとんど出てこない。

 というか、マンデラと看守が交流を深めていく過程自体があまり描かれてなくて、2人がいきなり深い絆で結ばれるようになっていて面食らってしまう。

 それから、もう一つ致命的なのが、この看守がマンデラに味方したことの意味・影響がよく分からないこと。ただの看守がマンデラに味方してちょっと便宜を図ったからどうしたの?という疑問に応えてくれない。

 そんなわけで、作品としては完成度の低い駄作。

 平山夢明 『異常快楽殺人(角川ホラー文庫、1999年)


 異常快楽大量殺人犯7人(全て20世紀の海外)の犯行の詳細やその背景(時代や犯人の生育環境など)を綴ったノンフィクション。

 400人殺したり、死体を食べたり、死体を着たり・・・。

 同じ人間として(だからこそ)、驚き戦(おのの)くとともに、興味をひかれる。

 人間はどうとでもなるのだなぁ、という感じ。

 人間、その可能性の限界を見た、そんな感じ。


 それにしても、彼らの行為を「人間のすることじゃない!」と言ったところで、彼らが人間でなくなるわけではない。

 「まったく理解できない」と言って彼らとの間に境界線を引いたところで、彼らと別世界に生きられるようになるわけではない。

 理解・解決への端緒がまったくないということはない。

 最近の、犯罪・犯罪者へのあまりに短絡的・感情的な反応に対する危うさも改めて感じた。

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