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 平山夢明 『異常快楽殺人(角川ホラー文庫、1999年)


 異常快楽大量殺人犯7人(全て20世紀の海外)の犯行の詳細やその背景(時代や犯人の生育環境など)を綴ったノンフィクション。

 400人殺したり、死体を食べたり、死体を着たり・・・。

 同じ人間として(だからこそ)、驚き戦(おのの)くとともに、興味をひかれる。

 人間はどうとでもなるのだなぁ、という感じ。

 人間、その可能性の限界を見た、そんな感じ。


 それにしても、彼らの行為を「人間のすることじゃない!」と言ったところで、彼らが人間でなくなるわけではない。

 「まったく理解できない」と言って彼らとの間に境界線を引いたところで、彼らと別世界に生きられるようになるわけではない。

 理解・解決への端緒がまったくないということはない。

 最近の、犯罪・犯罪者へのあまりに短絡的・感情的な反応に対する危うさも改めて感じた。

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