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 佐藤寛子 『Can't hide(発売元:GIRL'S RECORD、2005年)
 

 今となっては昔のことになってしまったが、最近は武富士のCMでもお馴染みであり、当ブログでも何度か話題に上っている佐藤寛子が5月25日にCDデビューした。

 この知らせを聞いた瞬間に自分の中でCDを買うことが決定された。ただ、発売記念イベントが何ヵ所かで行われるという情報も得ていたため、せっかく買うならイベントという(ある意味)特典付きで買うことにした。(アイドルイベントに馴染みのない方のために補足すると、イベントに参加するには通常、商品の購入が必須となっている。)

 ちなみに、この情報を手に入れたのはもちろん発売日である5月25日以前であった。しかし、ここからの道のりが物理的にと言うより精神的に長かった。

 ただ、その前に「なぜ今回はイベントに行くことにしたのか」について簡単に触れておきたい。

 以前このブログで、佐藤寛子に惹かれたこと、そして、佐藤寛子を推すこと、ただ、イベントなどには行かず静観することを公言した。しかし、それ以降、推すと外向きに公言しつつ何も行動しない自分への罪悪感と、実際に佐藤寛子に会って自分の判断が正しかったのかどうかを確かめたい気持ちとが高まってきていた。

 その間にも実は、DVDや写真集の発売記念イベントは行われていた。ただ、DVDは4000円くらい、写真集は3000円くらいするだけに、自分にとっては高い参入障壁となっていたのだ。しかし、CDは1500円という優しいお値段。

 こんな諸要素が重なったことがイベントに行くことを決断させた。そんな次第である。
 
 
 さて、本筋に戻って、イベント&CD購入までの道のりとイベントの感想について述べていく。

 イベントは自分が物理的に行ける都内近郊でも4ヵ所かで行われている。

 第1回目は5月28日土曜日の新星堂ラクーア。ライブで歌を初披露することもあって、せっかく行くならこの回を選ぶのは当然であり、自分もこの日に行こうと心に決めた。が、寝坊。12時開始は早すぎる。そもそも土曜に9時に起きるなんて不可能な相談であった。

 2回目のチャンスは6月2日木曜日の新宿タワーレコード。19時半開始なら寝坊する心配もなく、行けること間違いないと安心していた。しかし、当日は朝から妙に眠気が取れず、頭もはたらかない。無理を押して行こうか悩んだが、頭=理性=論理的思考力のはたらかない状態の自分でイベントに挑むのは、理性主義者である自分が許すはずもない。結局、17時まで新宿区内にいながら、無念の帰宅。

 この時点で残るは次の土日の2回。当初予定していた28日は時間的な余裕もあったのだが、1週間遅くなったことで事情も変わってくる。このまま行けないのではないかという不安がよぎる。

 しかし、3回目のチャンスである6月4日の横浜・みなとみらいクイーンズスクエアにてようやく念願が成就した。ここでは、同じ場所で1日に2回イベントが行われるという利点がある。もちろん、2回とも参加した。

 生で見た感想を一言で述べると、とてもかわいく、光輝いて見えた。テレビや雑誌などで見て想像していたのより、かわいく、輝いて見えるというのは数々のアイドルを見てきた自分にとっては極めて珍しいことだ。(「輝く」という感じは分かるだろうか?これは重要なポイントなのだが。)そんなわけで、一目見たその瞬間から、自分の判断の正しさを確認するとともに、引き続き佐藤寛子を強く推していくことを心の中で宣言した。

 また、経験者にしか分からないだろうが、一度に2回イベントがあるというのは、会話に際しての1回目の失敗を2回目でリベンジできるのがありがたい。

 さて、購入・イベントについてはこれくらいにしておく。ちなみに、この次の日である6月5日には秋葉原・石丸ソフトワンにてイベントがあった。前日の横浜での衝撃のため行きたい気持ちは山々だったが、やらなければいけないことが詰まっていたため、強い気持ちをもって断念した。
 
 
 次に、歌について書いていく。

 このCDには『Can't hide』と『キミを盗みたい』の2曲が収録されている。『Can't hide』の方は、歌詞に「大空に舞う鳥達」とか「両手を広げて」とかが出てくるところから明らかなように、壮大で伸びやかな歌。一方、『キミを盗みたい』は、「神様の宝物」とか「キミを隠していきたい」とかいう歌詞から分かるように、ややメルヘンで不思議系な曲となっている。佐藤寛子は2曲をその特徴にあわせて見事に歌い分けている。

 ところで、この2曲はどちらも「キミ」というキーワードで共通している。『Can't hide』では「キミはすべて叶えられるはず」というような使われ方をしている。一方、『キミを盗みたい』では、「キミ」がタイトルにも入っているが、他にも「キミを連れて行きたい」などと使われている。前者が天皇の神性を信じているのに対し、後者は天皇制を廃することを目論んでいるかのような内容だ。2曲でバランスを取っているとはいえ、時代錯誤な感は否めない。

 それはさておき、自分としては、CDに収録されているものより、イベントのときに生で歌っていたものの方が断然好きだ。この違いは、テクノ≒機械っぽい感じ(CD)と合唱的な感じ(生歌)との違いや、アイドル的な感じを残す(生歌)か否か(CD)、といったような価値観や判断の違いから生まれると思われる。アイドルポップはアイドルが歌っているがために世間からは敬遠されがちだ。そのため製作者がアイドルっぽさを取り除こうとするのは分からなくもない。しかし、アイドルという要素を取り除いて冷静に考えるなら、(詳細はここでは論じないが)アイドルポップの良さは普遍的な良さである。そう確信している自分が生歌の方を好むのは当然だが、CDも偏見を持つ世間一般の人たちにおもねらずに普遍的な(=アイドルポップ的な)方向で作った方が良かったのではないかと思っている。
 
 
 さて、このCDには30分のDVDが別に付いている。内容はインタビューや企画物や歌などで、おまけであるとは言っても、結構凝って作り込まれている。このDVDが付いて1500円はかなりコストパフォーマンスがいい。

 ちなみに、このDVDには(少なくとも自分にとっては)萌える要素が盛りだくさんである。その中でも一番は、天気予報のコーナーの中で佐藤寛子が「ところによりヒョウが降るでしょう。うひょー。」と言っている箇所だ。特に「うひょー」の感情を殺した機械的な言い方が最高だ。佐藤寛子の話し方で最高に体内の脂肪を萌え上がらせてくれるのは、大げさな演技っぽい表現をするときではなく、感情を押し殺したり、恥ずかしがったり、ちょっとうつむき加減に話したりしているときなのだ。変にキャラクターを作ったときより自然のときの方が萌えるというのは素晴らしいことだ。
 
 
 さて、以上はあくまでイベントとCDに関しての話であり、神の領域に到達するにはまだまだである。是非とも、“読者諸兄”には佐藤寛子が神の領域に達することができるようご支援・ご努力いただければと思う次第である。



〈前のブログでのコメント〉
私は音楽に関してはど素人なので単純にCDを聞いて感覚的に好き嫌いを判断してしまっていますが、製作者の意図が分かるとさらに聞きどころが増えておもしろく、お得な感じがします。また、素人感覚ですが、音程と生演奏はその意図が成功して味が出ているように思います。おかげさまで「Can't Hide」の良さの秘密が少し分かったようで嬉しいです。書き込み&情報どうもありがとうございました。
commented by Stud.◆2FSkeT6g
posted at 2005/07/16 18:20
Can't Hideよかったでしょ。プロデュースをされている濱地さんに聞いたんですが、寛子さんはすごく真面目でかなりボイストレーニングをがんばったそうです。音程がふらつくところは味としてあえてあまり修正していません。また、アイドルの歌としては珍しい打ち込みではなく、生のバンド演奏です。
commented by あみちゃん
posted at 2005/07/16 12:55
 書き込みありがとうございます。歌の醍醐味の一つは、歌を通して歌い手の人間性が見えてくるところだと思っています。その点、「Can't hide/キミを盗みたい」を聞いていると、佐藤寛子cの姿や想いや人間性が伝わってくるので、とても味わい深く、とても楽しめます。

 ごんさんの佐藤寛子&CDについての熱い感想も是非ともお聞きしたいところです。これからも「佐藤寛子のひとりゴト」のトラバを見逃すことなくチェックします(笑)
commented by Stud.(管理人)◆2FSkeT6g
posted at 2005/07/09 19:54
CD買っちゃいました。
素晴らしい出来で感動してます。
詳しくはブログで報告します。
commented by ごん 
posted at 2005/07/09 12:41
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