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上戸彩、松浦亜弥、安田美沙子、小倉優子、若槻千夏、市川由衣、相武紗季、佐藤寛子、熊田曜子、安めぐみ、・・・と、今をときめく主なアイドルを試みに挙げてみる。
そうして気付くのは、“正統派アイドル”の不在である。
皆、個性的なアイドルである。さすがは「個性の時代」である。「個性がない」ことは「特徴がない」ことと同義と取られることにさえなり得る。しかし、「個性が強い」ことと「“正統派アイドル”である」こととは両立し得ない。では、一体“正統派アイドル”とは何者なのだろうか?
そこでまず、“正統派アイドル”の定義を考えてみたい。これは難問である。言語化してしまうと陳腐化する恐れがあるからだ。そこで、二つの軸を提示することによって“正統派アイドル”のイメージを浮かび上がらせることに努めようと思う。
まず、一つ目の軸は、外面における「きれい/かわいい」である。一般的に言えば、大人っぽい場合に「きれい」と形容され、幼さがある場合に「かわいい」と形容される。
そして、もう一つの軸は、内面における「明るい/静か・暗い」である。こちらも一般的に言えば、元気が良ければよいほど「明るい」に傾き、地味であったり悩むことが多ければ「静か・暗い」に分類される。(※「暗い」は価値が低いということでは決してない。ただ単によりよい表現が見つからなかったことによる。したがって、再考の余地あり。例えば、「解放度の高さ」、「自由度の高さ」とか。)
さて、こうして、この二つの基準を座標軸とすると二次元の平面を想定することができる。ここでは、試みに、「きれい/かわいい」をX軸、「明るい/静か・暗い」をY軸とする二次元の平面としておく。
このとき、X軸とY軸との交点[(X,Y)=(0,0)、原点]付近に位置付けられるアイドルを“正統派アイドル”と呼びたい。(※正確には、この二つの基準以前に“アイドルとしての最低限のレベル”を満たしている必要があるわけであるが、言うまでもないことであるから省略した。)
さて、この基準で今をときめくアイドルを(自分なりに)簡単に位置付けると、上戸彩、松浦亜弥を極端な例として、ほとんどが「かわいい」&「明るい」の方向に振れる。それ以外に分類されそうなところでは、佐藤寛子は「きれい」&「静か・暗い」の方向に振れ、安めぐみは「きれい」&「明るい」の方向に振れる。相武紗季が最も原点に近い良い線を行きそうだが、やや「かわいい」に振れる。
もちろん、この位置付けにそれを行う人間の個人的な印象が大きく作用していることは否定できない。しかし、“ある程度の”コンセンサスを得られる基準でもあると思う。
いずれにせよ、二つの基準を導入することで、“正統派アイドル”が、二つの基準の両方において中間である、いわば「極端でないことで極端になる」とでも呼べる稀少な存在であることが確認できる。
さて、次に、そんな“正統派アイドル”を取り巻く近年の情勢を振り返ってみたい。ここ10年ほどに限定すると、奥菜恵→加藤あい→×→?、と続いてきていると言えるのではないだろうか。現在、奥菜恵が26歳で、加藤あいが23歳で、どちらも高校生から20歳くらいまでの間をアイドルとして活躍した。しかしながら、加藤あいが完全に女優に転身して以降、そのポストを継ぐ人材は出てきておらず、現在では空白である。
上では現在活躍中のアイドルを10人ほど挙げて検討したが、そもそも“正統派アイドル”であるなら、それだけでその時代のアイドルの中で三本の指には入ってくるくらいの力を持っているはずである。実際、奥菜恵しかり、加藤あいしかりである。
そんなわけで、ここのところ、やはり“正統派アイドル”が不在なのである。
しかし、そんな閉塞した時代状況を切り開く可能性を持ったアイドルが登場した。
以前4月頃にこのブログで少し触れたことのある平田薫である。
その当時は、まだ判断材料も少なく、心の中で若干の留保を付けていたのだが、その後のグラビアを見るなどしてその可能性を強く確信するに至った。
それで、ようやく本題に入るが、その平田薫が一ヵ月前にブログをオープンしていたのだ。
「平田薫BLOG かおる~む」である。
そのブログであるが、更新頻度もほとんど毎日に近く、本人の姿を含めた画像もあるし、プライベートの話もあるし、デザインは本人の好きな黄色に統一されていて綺麗だし、トラバも可能だし、パンダはかわいいし、今のところ申し分ない。また、文章は、まだ16歳と若いから、これから慣れてくれば、より上手く、よりおもしろくなっていくだろう。何せ、「お仕事は楽しい」と言っているし、向上心もあるわけだから、ブログにおいても今後の成長・飛躍が大いに期待できる。
さて、随分と大それたことを書いてきたが、平田薫はアイドルとしての活動を本格的に始めてから長くはないし、まだ16歳である。末長く見守っていきたいと思う。
※なお、平田薫は、TBS系『恋するハニカミ!』(1月よりレギュラー)、および、CM『au by KDDI着うたフル~街のあかり~、主演:妻夫木聡』(受験生風の白いセーターを着た女の子役)で容易に見ることができる。