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※ 日々感じたこと考えたことを本記事とは別に、この記事の一番上に足していく形で不定期に書き連ねていきます。
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7月15日
・ 「バカ市長」という表現が名誉毀損ということで最高裁で確定してしまった。
「 滋賀県彦根市の獅山向洋市長が週刊新潮の内容で名誉を傷つけられたとして、同誌を発行する新潮社に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は15日、双方の上告を受理しない決定をした。新潮社に22万円の支払いを命じた2審大阪高裁判決が確定した。
新潮社は平成18年11月9日号の週刊新潮で、「『飲酒事故』の報告義務は憲法違反と言った『バカ市長』」との見出しの記事を掲載。1審大津地裁は市長側の請求を退けたが、2審は「評論の域を逸脱しており名誉棄損に当たる」と判断していた。 」 (産経新聞:7月15日16時43分配信)
今回の事例では、「 『飲酒事故』の報告義務は憲法違反と言った 」という市長の言動に対して(人格に対してではなく)用いられている。そして、報告義務が憲法違反という発言の法律上の・社会通念上の・良識上の・道徳上のおかしさは、社会人なら誰でも、そして何より、法律の専門家たる裁判長自身がもっとも、よく知っていることだろう。
そして、「バカ」という言葉は「頭(思考)」(とそれから派生して出てくる各種行動や言動)に対して使われる言葉で、スポーツ・演技→下手、食べ物→まずい、アイドル→かわいくない、本・映画→つまらない、というのと同レベルのものだ。なら、「下手/まずい/かわいくない」等も名誉毀損になるのか? 今回の裁判のロジック・結論はそういうことだ。
否定的な表現を全て名誉毀損にしかねない愚かしい判決に憤りを感じる。そして、「バカ」というもっとも日常に溢れているネガティブな言葉が使えないことによる表現行為・論評行為の萎縮効果を危惧せずにはいられない。
ちなみに、頭・思考がダメな場合にはなんて言えばいいのでしょうか、藤田先生? 特に、この場合、「こんな発言をする市長は、○○だ」と言いたい場合、なんて言えばいいのでしょうか?
7月9日
・ 日本男児として、高村外相よ、英国政府に遺憾の意を表明せよ。→アイドル強制送還問題の経過(1)、経過(2)。
それにしても、イギリスの担当者、随分権限あるんだなぁ。日本なら絶対、すぐに「偉い人」が替わって対応・判断すると思うんだけど。ただ、現場の個人に大きな権限があることの弊害は、まさに今回の件みたいに人によって基準がバラバラになってしまうところ。外国(人)との関係という重要な部署では日本的なやり方(組織的な対応)の方が良いと思う。もちろん、ここに書かれている以上には詳しい状況は分からないけど。
7月5日
・ 「臓器移植法の改正、進展なければ提訴も・・・患者連絡会」っていうニュース、なかなか衝撃的というか何と言うか・・・。
臓器移植患者団体連絡会は28日、東京都内で記者会見を開き、国内で多くの移植待機患者が亡くなっていることは国会の不作為だとして、国会で10月上旬までに臓器移植法改正のめどが立たなければ、移植前に死亡した患者の家族を原告に、国を相手取った裁判を起こすことを検討していることを明らかにした。
連絡会の大久保通方代表幹事は会見で、移植前に亡くなった患者2人の遺族が原告となることを了承していることを明かしたうえ、「次の臨時国会で成立させるため、10月上旬を期限に衆院で法案の通過見通しが立たない時は提訴に踏み切る。成立するなら提訴はしない」と述べた。
連絡会と日本移植学会は成人や小児の患者多数が臓器移植のため、やむなく海外に渡航している状況を打開するため、本人が生前に拒否していなければ、年齢に関係なく、家族の同意で臓器提供ができる法改正を要望している。
(2008年6月29日 読売新聞)
色々と分かってないようだ。とりあえず、負けることが明らかな“提訴”になんか意味があるとでも!? そして、「本人が生前に拒否していなければ」って、脳死での臓器移植後に実は本人が拒否してたことが分かったら殺人だぞ。どうすんの!? まあ、別にいいけど。うしし。
7月2日
・ またまたアイドルソングの感想。今回はフジテレビの(いわば)深夜番組発のアイドルグループ「アイドリング!!!」のCD『ガンバレ乙女(笑)/friend』(ポニー、2007年)。「アイドリング!!!」は色の着いてない普通っぽいそこそこかわいい子を集めた一番ベタなアイドルグループ。雰囲気とか嫌いじゃないんだけど、やり方に新しさが全くない。少しは自分たちでガンバレよ、って感じ。
そんなわけで、歌もベタ。なんだけど、そのベタな線でも成功してない。メインの「ガンバレ乙女(笑)」は、ありがちな普通の歌の中に、一方では若い女の子みんなで歌うことで応援歌っぽい切なさを出そうという魂胆があり、他方には若い女の子みんなで歌うことで明るくて楽しい感じを出そうという魂胆があるんだけど、彼女たちが2つを歌い分けられてない。そのため、切なさも明るさもどっちも中途半端にしか表せていない。さらに、(歌の)後ろの音楽に、ピコピコしてる安っぽい機械音みたいなのがあって、それが雰囲気をさらにまとまりのないものにしている。そんなわけで、「ガンバレ乙女(笑)」は見る・聴くべきところはない。
2曲目の「friend」は悪くないけど、あくまで「カップリングとしては悪くない」という程度。4曲目の「百花繚乱アイドリング!!!」はいかにもカップリングに入ってそうな安っぽい曲ではあるけど、収録されてる4曲の中では一番彼女たちらしくて一番聴ける。
・ 旧ブログが中途半端に放置されててヤな感じ。廃墟みたい。早く削除してほしいものだ。