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 前回の記事でブログを紹介したらご本人から直々にコメントを頂いた「もりこ」こと森幸子を応援する機会に早速恵まれた。

 「もりこ(森幸子)」が出演中の舞台でまだ空きがある回があるというので行ってきた。

 ショウデザイン舎公演『嘘・夢・花の物語』(作:岸田理生、演出:山本健翔、場所:こまばアゴラ劇場)である。

 この公演は、演出家の言葉によると「幸福についての自立の物語」。

 ストーリーに関しては、聞き逃したセリフとかもあって(寝てたわけではない)、恥ずかしながら統一的に理解できていないから、自分が理解した範囲でやや強引に繋げて考えると大体こんな感じ。

 恋愛に無縁であった家政婦の「夢見る夢子さん」が二人の男性から結婚を申し込まれることで初めて現実的な悩みを抱える。果たしてどちらを選ぶべきか?どちらを選ぶのが幸せなのか?この現実的な悩みの中で、夢子さんは“幸せは外から与えられるものではない”と悟り、「夢=嘘」の世界から抜け出す。こうして、周りから見下されていた「弱い」夢子さんの立場は逆転して「強く」なる。

 こう理解すると中心的な主張・メッセージは凡庸なように思えてしまう。けれど、子供の頃から“道徳的に望ましいお話”として聞かされてきた童話「みにくいアヒルの子」を批判的に使ったり、「♪もしもし亀よ~」の童謡を取り入れたりと、いかにも「夢」的な素材である童話・童謡を使っているのはおもしろかったし、上手い演出だと感じた。

 ちなみに、「もりこ(森幸子)」は、姉である「夢見る夢子さん」をバカにしている妹の一人という役であった。“姉を見下しながらも本質的には姉よりも弱い人間である”という感じが出ていて良かったと思う。(元からかわいいのだが、)かわいさが必要なところでかわいさも出せていたし。
 
 
 
 それにしても、自分は演劇を観るということに慣れていない。観るのは一年にせいぜい3~4回程度である。

 そんなわけで、上で書いたことが的外れである可能性も高い。

 ということは、褒めたつもりがけなしている可能性も高い。

 したがって、今回はトラバは自粛。

 (そりゃ嫌われたくないから。)



〈前のブログでのコメント〉
遅くなってしまってすみません(><)
観にきて頂きありがとうございました!!
お声をかけて頂ければ、直接お礼をいうことが
できたのに。。残念です(;口;)
『“姉を見下しながらも本質的には姉よりも弱い人間である”
という感じが出ていて良かったと思う』
私のなかの香を感じて頂けたことが、
とっても嬉しいですっ(^^)
本当に本当にありがとうございました☆★
commented by もりこ
posted at 2006/07/04 08:55

いえいえ、こちらこそ、またブログをチェックして頂きましてありがとうございます。

声かけなくてすみません。うら若き女の子を残念がらせるとは、自分はなんと罪な男なのか!と・・・(笑) でも、もりこさんのブログを見ていれば感謝の気持ちは十分なほどに伝わってきますので。

自分が見た「香」が、もりこさんが思い描いていた「香」像だったようで良かったです。言うまでもなく、もりこさんの演技が自分にそう見させたのですから、演技が良かったということです。グッドジョブ(^^)vです。

ますますのご成長・ご活躍を楽しみに応援してます!
commented by Stud.@webmaster
posted at 2006/07/04 19:50
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