by ST25
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上杉隆 『記者クラブ崩壊』 (小学館新書、2010年)
以前取り上げた『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎新書)の続編、その後の経過報告。
政権交代が起こり、記者会見開放を公約に掲げていた民主党が内閣を構成するようになった。 そして、岡田大臣の外務省、亀井大臣の金融庁が記者クラブ以外の記者たちへの記者会見の開放を実現した。 その一方で、鳩山総理の首相官邸は開放できていない。
どういう考えで岡田、亀井の両大臣は開放したのか、そして、なぜそれが実行可能だったのか、また、なぜ首相官邸などは開放できていないのか、など、政権交代後の「記者クラブ」に絡んだ動きを報告している。
外務、金融以外の他の省庁でも開放する方向に向かっていて、記者クラブの敗色が濃厚になってきている。 良いことだ。 ただ、筆者は、すでにアメリカの有力紙は日本から撤退してしまい、日本の情報発信という点で手遅れだと述べているけれど。
大手メディアはしっかりと敗北宣言と総括をしてほしいものだ。
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