by ST25
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池谷裕二、糸井重里 『海馬――脳は疲れない』 (新潮文庫、2005年)
素人の糸井重里が質問したり、自分なりに理解したりしながら、雑談のような感じで進んでいく。 その中では、堅い本ではないから池谷裕二の仮説なんかも取り上げられている。
好きなことは記憶しやすいとか、やる気になるためにはまず取り掛かることが必要とか、普段実感していたり、困っていたりするようなことが話題の中心になっている。「他の動物と比べて賢い人間」みたいな捉え方は全くされていなくて、ありのままの(ダメな)人間の実態を脳科学的に捉えていておもしろい。
この本に書かれていることは今となっては大分世間に広まっているように思う。したがって新鮮さとか驚きとかはあまりなかった。出版当時に読んでいたらまた違った感想を持てたのだろうけれど。
脳科学に関する本はかなりたくさん出版されている。いつか色々読みたいと思いつつなかなかできていない。脳科学的にはとりあえず一冊読んでみろということになるのだろうけれど。
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