by ST25
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原田マハ 『楽園のカンヴァス』 (新潮文庫、2014年)
その過程で名画「夢」に込められた想いやそれをめぐる物語が明らかになる。そこでは、ルソーが愛した女性ヤドヴィカや、ルソーを早くから評価していたピカソも登場する。さらに、名画に関わる人たちの様々な思惑。それらが絡み合い、絵画の魅力を深く味わいつつ、緊張感あるミステリーが展開していく。
これはおもしろい。
筆者の名を一気に世に広めた出世作となったのも納得できる。
名画の背景にある物語を味わうという知的なおもしろさと、ミステリーとしてのドキドキわくわくがどちらも楽しめる。しかも、それぞれがとてもおもしろい。
原田マハの作品は他のも色々読んでみようと思った。
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