by ST25
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重松清 『小さき者へ』 (新潮文庫、2006年)
例によって、弱くとも優しい人々が登場する、家族や友情や大人や子供を描いた6つの短編。
他の本に比べると、最後はぐっとくるけどそこまでの過程が少し平坦で冗長気味な話が多め。
とはいえ、重松清であることに変わりはないけど。
人生は、確かにこの小説たちみたいに甘酸っぱく辛いものではあるんだけど、でも、こんな爽やかできれいで美しくはない。 もっと、泥臭く、醜く、苦しく、つまらないものだということも承知していただきたいところではある。
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