by ST25
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竹内真 『図書室のキリギリス』 (双葉文庫、2015年)
高校の図書室司書になった女性を中心に、高校生たちと司書の本をめぐるストーリーが描かれる。
元から本好きもいればそうでない者もいるけれど、なんだかんだで本に魅かれる登場人物たちはとても魅力的。本好きにとって、読んでいてとても心地よい世界が描かれている。
当然、具体的な書名もたくさん出てくる。『モーフィー時計の午前零時』(存在自体知らなかった)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(読んだことあるし、映画も見た)、『八犬伝』(山田風太郎は未読)、『小さな本の数奇な運命』(知らない)、『旅をする木』(知らなかった)、『マボロシの鳥』(太田光作の小説。読んだ。おもしろい。)などなど。
最近、本が出てくる小説をよく読んでいる。ハズレがなくて安心して楽しく読むことができる。重松清的な安心感があるジャンルだ。
しかし、問題は読みたい本が大渋滞を起こすことだ。
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