忍者ブログ
by ST25
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 池井戸潤 『オレたちバブル入行組(文春文庫、2007年)


 バブル期に大手都市銀に入り、今や課長となったやり手の銀行員が、理不尽な組織の論理や腹黒い上司たちに敢然と立ち向かう経済小説。

 分かりやすい勧善懲悪な話であり、ミステリー的な要素もあり、エンターテインメントとしては十分楽しめた。

 ただ、「バブル入行組」というと、圧倒的な売り手市場で就活をして内定後も歓待された楽して入ってきた世代という印象があるだけに、このタイトルでバブル入行組の行員が実力もあって大活躍するというのはいかがなものか、と思った。

 ちなみに、高杉良の経済小説と主人公のキャラクターとか似ているところもあった。比べると、高杉良の小説の方が登場人物の描写が緻密でかっこよかったりする。ただ、池井戸潤の小説は、ミステリー的な要素が高杉良のものよりおもしろい。


 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
[10/20 新免貢]
[05/08 (No Name)]
[09/09 ST25@管理人]
[09/09 (No Name)]
[07/14 ST25@管理人]
[07/04 同意見]
最新トラックバック
リンク
プロフィール
HN:
ST25
ブログ内検索
カウンター
Powered by

Copyright © [ SC School ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]