by ST25
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松岡圭祐 『グアムの探偵』 (角川文庫、2018年)
すべてグアムを舞台にしたミステリー。日系1世・2世・3世の3世代で探偵を営む男たちが主人公。
5編の短編からなっている。グアムの事情を混ぜながら話が展開していくから知らなかったグアムのことも知ることができたし、行ったことのある場所も出てきてグアムの空気を思い出しながら読めた。ミステリーとしてもグングン引き込まれスラスラ読めておもしろかった。
グアムというと最近、よくないニュースばかりな印象だ。北朝鮮のミサイルの標的にされているとか、日本人より中国人観光客の方が多くなったとか、航空便が減らされたとか。
そんな状況を打開すべくグアム観光局がいろいろやっているのをたまに目にするけれど、これもその一環なのかと少し疑ったりもした。
とはいえ、それはともかく、好きなグアムが日本人から「遠い」場所になるのは寂しいから、このような本が出るのは歓迎だ。
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