by ST25
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ほしおさなえ 『菓子屋横丁月光荘――歌う家』 (ハルキ文庫、2018年)
ミステリーでも劇的な話の展開があるわけでもないけれど、普通の会話を通して彼らの人柄の良さが伝わってきて、そして、平和な世界が創り出されている。読んでいてとてもあったかい気持ちにさせてくれる。
大人の登場人物たちが、「佐久間さん」「藤村さん」のように「名字+さん」で呼ばれるのもその雰囲気づくりに一役買っている。
そんな空気感を作り出せる舞台となった川越の街をのんびり散策してみたくなった。ところどころ実在のものも出てきているし。
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