by ST25
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山田ズーニー 『おとなの小論文教室。』 (河出文庫、2009年)
もともと特別なオンリーワンなんだから、がんばって自分のありのままを表現すればいいんだよ、ということだけを言っているカウンセリング的、自己啓発的な異色の文章入門。
正しいことも言ってるけど、筆者とメールを引用される読者たち(みんな匿名)が醸し出す全体的な空気が、生ぬるくて気持ち悪い。
しかも、自分たちが自分に自信を持つための内容が延々と続いていたのに、最後はそんな自分たちのことは棚に上げて、いきなり他人の説教が始まってしまっていてウザイ。 ( だいたい「批判は何も生まない」とか言ってたのとも矛盾してるし。)
まあ、いつまでもがんばる自分に酔いしれていればいいんではないでしょうか。 何事かを成し遂げることはなくても。
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