by ST25
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原田宗典 『劇場の神様』 (新潮文庫、2007年)
表題作を含む4つの短編からなる。
素朴で身近で日常的なちょっとした出来事や感情を各作品で一つずつ描いている。
いろいろ出版されている「ちょっといい話」みたいな内容。
日常的な出来事を文章のうまい作家が書くとこうなる、という感じ。
それだけ。
「 これが小説であることの意味はどこにあるんだろう?」って思ってしまう。
著者自身による解説のようなものを読んでも、特に得られるものはない。
なんか、小説もこの解説も、読み手の感情に任せすぎなような気がする。
そりゃ、どんなものでも、何かを読めば、何かしらの感情は喚起されるんだろうけど、それなら、どんな文でもよくなってしまうわけで・・・。
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