by ST25
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仲谷明香 『非選抜アイドル』 (小学館101新書、2012年)
学校や日常生活では無気力。声優という夢だけは持っていた。しかし、兄弟とともに母に育てられ、経済的理由で声優養成所を辞めざるを得なくなるという苦しみを味わうこともあった。そんな中、前田敦子と同級生だったことでAKBや芸能界を近くに感じることができ芸能界への敷居をまたぐことになった。
そうして入った芸能界で、「選抜」にもなれなかった。そんな中での彼女の姿勢はこのようなものだった。
「 特に私は、もともとかわいいというわけでもないので、努力をしなければ人気を得られないのは明らかだったが、しかしそれでも、どうしてもそれに真っ直ぐ取り組むことができなかった。私には、一面にはとても頑固なところがあって、やらなければならないことでも、心がその気にならなければどうしてもやることができないのだ。」(p62)
「 私のもう一つの性質として「何事も引きずらない」というのがある。何か嫌なことがあっても、しばらく経つと忘れてしまうのだ。例えば人気獲得といった「どうしてもできないこと」があると、「できないものはしょうがない」と、すぐに諦めてしまうのだ。このことと頑固さの同居しているところが、我ながら不思議なのだが、こればっかりは生まれ持った性質で、努力してこうなったのでもなければ、変えようと思ってもなかなか変えられないところだった。」(p86)
そんなこんなで、劇場公演での「便利屋」として働き、声優の仕事もいくつかもらえるようになった。
迷惑がかかったりして難しいのかもしれないけれど、もう少し具体的なエピソードを書いてほしかった。メンバーの個人名もあまり書いてないのだけど、具体性がほしかった。
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