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Charles Dickens. A Tale of Two Cities (Oxford Bookworms Library 4) , Retolded by Ralph Mowat, Oxford University Press, 2000.
(英語圏の)子供向けに簡単に作り直されているシリーズの1冊。1400 headwords。
フランス革命時の人間模様を描いた、ディケンズのA Tale of Two Cities(全文)。邦訳は、『二都物語』(新潮文庫)。
英語の小説があまりにも読めないから、とりあえずこんなものから読んでみた。
分からない単語もほんのいくつかで何の苦もなく読めた。
これは6つ段階(stage)があるうちの4つめ(難易度4)なのだけど、それでも実際の小説とは格段の差。こんなのをたくさん読んだところで実際の小説を読めるようには絶対にならない。
中学生、高校生(日本の)が、慣れと速読の習得のために読むにはいいんだろうけど。( というか、日本の英語教育はタラタラ全文訳するばかりではなくて、こういうドリル的な量をこなす学習をもっとすべきだと思う。少なくとも自分はそういう教育を受けなかった。)
ということで、自分の英語学習的には、次はもう少し上のレベルのを読む必要がある。
ところで、内容的には、話の筋が辿りやすいようになっていておもしろかった。( ただ、ミステリー的な、次の展開が気になる、というおもしろさが大きいように思うけど。)
革命前後の悲惨な現実に生きる人たちの様子がよく伝わってくる。
読み終わって、改めて、冒頭の有名な文が理解できる。
It was the best of times, it was the worst of times,
it was the age of wisdom, it was the age of foolishness,
it was the epoch of belief, it was the epoch of incredulity,
it was the season of Light, it was the season of Darkness,
it was the spring of hope, it was the winter of despair,
we had everything before us, we had nothing before us,
we were all going direct to Heaven, we were all going direct
the other way
(オリジナル版より)