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 アルフレッド・ベスター 『ゴーレム100(渡辺佐智江訳/国書刊行会、2007年)
 
 
 表記できないけど、タイトルは、正確には「ゴーレム百乗」。

 22世紀のスラム化した都市で、集合的無意識によって呼び出された悪魔「ゴーレム100」をめぐる、人間の生(と性)と死、人類の進化を賭けた死闘が繰り広げられる。1980年の伝説的SF小説。

 ネット上で色々と感想を読んだところ、具体的にどことも示さず、「とにかくぶっ飛んでてすごい!」というような感想が多い。

 その感覚はよく分かる。

 500ページ弱の最初から最後まで、休むことなくSF的奇想・妄想、実験的小説手法がぶちまけられていて、全篇が異様な熱気に覆われていて、疾風怒濤のごとく読み進まされ、読み終わった後もその熱気が残り続ける。

 でも、その一方で、冷静に考えてみると、テンションばかり高くて、あるいは、手法ばかり凝ってて、中身に乏しいのではないかという疑念も沸いてくる。

 「熱気」の内実や如何。

 ということで、もう一度読んでみる必要がある。

 とはいえ、すぐに読む気持ちでもないから、とりあえず今のどっちつかずの感想をそのまま書いた次第。

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