by ST25
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橘玲 『言ってはいけない中国の真実』 (新潮文庫、2018年)
例えば、中央(中国共産党)・地方(郷鎮など)の関係は意外にも地方の力が強い、政府の役人による腐敗(収賄)が起こるのは公務員の多さやそれによる給与の少なさによる、国民自身も民主化を望んでいないといったことなどだ。
日本で日々のニュースから受ける中国の印象は、共産党独裁で政治的自由がない一方で、経済成長著しくその恩恵が一部の富裕層を生んでいるというものだ。
中国や韓国や北朝鮮といった国に関しては、殊に、断片的で極端なエピソードや偏見にまみれた意見が蔓延していて「真の姿」をつかみにくくなっている。国民をあげて感情的になっていてはろくなことにならないのは歴史が教えてくれているところだ。
したがって、このような本をいろいろ読んで、多面的で冷静な知識を吸収し、きちんとした理解をしたいと改めて思わされた。
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