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 13デイズ(監督:ロジャー・ドナルドソン/出演:ケヴィン・コスナーほか/日本ヘラルド映画)


 1962年のキューバ危機を描いた映画。

 久しぶりに鑑賞。

 一時の感情に身を任せることは簡単だし、その誘惑はしばしば強いものだが、そこで理性的であることが責任ある者には要求される。 そして、理性的であるためには強靭な精神や忍耐が必要とされる。

 この映画では、その強靭な精神や忍耐が勝利をおさめるまでを描いている。

 ただ、その精神を維持し、忍耐するのに、仲間がいるところが、作品的にはやや緊迫感を下げてしまっている。 (ケネディ兄弟+補佐官の3人で耐えている。)

 が、もちろん、事実を基にしているのでそこはやむを得ないところ。

 それから、敵であるソ連やキューバについて全く描いていないのは、「一方的」と批判するべきところでは断じてなく、対立する国と国との間の意思疎通や平和維持の孤独感や難しさを伝えてくれてグッド。


 それにしても、アメリカ映画はホントに幸せな家族模様を入れるのが好きだなぁと思う。 ただ、作品を安っぽくしてるだけだと思うんだけど・・・・。

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