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 『ソーシャル・ネットワーク』 (監督:デヴィッド・フィンチャー/出演:ジェシー・アイゼンバーグほか/2010年、アメリカ)

 2004年にSNSサイト「Facebook」を創った若き起業家であり大富豪でもあるマーク・ザッカーバーグとその周辺の人達を描いた映画。

 典型的な(コンピュータ)オタクのザッカーバーグ、堅実で慎重な友サベリン、ナップスターの共同創業者でパラノイアなパーカー、文武両道な好青年でありライバルとなったウィンクルボス兄弟、と、キャラの立った登場人物たちが、若さゆえの危うさを持ちつつも、一世一代のビッグプロジェクトを前に様々な人間模様を展開する。

 話は、Facebook立ち上げまでと、その後の支配権争いの2つが中心。(ただ、Facebookの制作自体はザッカーバーグがほとんど一人であっけなく作ってしまう。)

 話の展開は、『セブン』の監督らしく、誰かが絶対的に正しいと思わせることなく、それぞれの立場で葛藤し、引き裂かれたまま進み、終わる。

 そんなわけで、話としては、緊張感と深みがあるとも言えるし、逆に結末がなくすっきりしないとも言える。両者を足し合わせれば、まあ、普通といったところだろうか。

 映画の作品として見ると、やたらと随所に飲酒のシーン(とパーティーのシーン)が出てくるのと、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが担当した魂に働きかけてくるような音楽のおかげで、ちょっとした狂騒の中で映画が進んでいくのが、(話の緊張感と相まって、)心地よくもあり、結局彼ら若者たちの成し遂げた/ていることがそういうものにすぎないと言っているようで虚しくもあり、一番強く心に残った。


 全体としては、取り立てて言うほどおもしろくもないし、だからといって、批判するほどつまらなくもないし、実に平均的な作品。 


 映画の評価と関係ないけど、映画の中で、クラブのような場所の2階でザッカーバーグとパーカーが話している場面での(DJ風の?)音楽がノリがよくて、映画館の大音量で聴いてたら、今にも踊りだしそうなくらいすごく気分良かった。
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