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※ 日々感じたこと考えたことを本記事とは別に、この記事の一番上に足していく形で不定期に書き連ねていきます。
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10月14日
・ ノーベル経済学賞にクルーグマン来た。今までで一番馴染み深い人の、ノーベル賞受賞。大江健三郎は受賞当時はまだ読んだことなかったし。いや、もちろん、クルーグマンの貿易理論はよく知らないけど。
ちなみに、文学賞は、ル・クレジオ。フランスの人。どっかで名前聞いたことあったような・・・というレベル。どうもフランスは、、、という感じもするけれど、文庫の作品が増刷されたら読んでみようか・・・。
10月7日
・ 最近のヘビロテは、Coldplayの『Viva La Vida』。中でも、「Life in Technicolor」と「Viva La Vida」がお気に入り。ホントとろけそう。
それから、このCDのジャケットは、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」。もはやありきたりとも言えるけど、やはり心躍るかっこよさがある。10年前くらいに日本に来たときに上野に観に行ったのが思い出される。 この「民衆を導く自由の女神」と同じように、(こちらは特に本のカバーでではあるけど)よく使われる名画で好きなのが、ブリューゲルの「バベルの塔」。どちらも思わずジャケ買いしたくなって困る。
10月6日
・ 今年に入ってから行った(ブログに書けるような)イベントものの数。参考までに。
【 9月:1つ(ライブ)、8月:1つ(演劇)、7月:1つ(演劇)、6月:2つ(演劇×2)、5月:2つ(演劇×2)、4月:3つ(野球、演劇、サイン会)、3月:0、2月:0、1月:2つ(演劇×2) 】
これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれなのかもしれないけど。
倉橋由美子 『暗い旅』 (河出文庫、2008年)
過去を回想しながら失踪した彼を追う旅を続ける「あなた」を描いた、1961年の恋愛・青春小説。
全てを分かり合え好きなはずの彼との間では性交による交わりを許すことができず、行きずりの相手となら誰とでも性交することが許せてしまう女性。その女性が、愛とは何か、本当の自分とは何か、という答えのない問題の答えを見つけるべく(、あるいは、見つからないことは分かりつつ)、さまよいの旅を続ける。
主人公の女性を「あなた」と呼ぶ語り手は、心の中の全てを見通し、表面を取り繕うだけの主人公の女性に、そして読者に、冷ややかに鋭く突き刺すように語りかけてくる。
「本当の愛」なんてものはない。「本当の自分」なんてものもない。その虚しい生を悲劇のヒロイン/ヒーローとして生きられる者のみ(愚か者は除く)が、人生をそれなりに楽しく生きられる。
つまらない小説。
パオロ・マッツァリーノ 『コドモダマシ――ほろ苦教育劇場』 (春秋社、2008年)
好奇心旺盛(あるいはただのバカ)で(どんなにピントがずれてても)何でも思ったことや疑問を口に出してしまう子供と、そんな子供に対して父親としての威厳を何とか保とうとする父親と、その周辺の破天荒な人たちによって繰り広げられる人間模様を描きながら、毎話ネタ元になった本の紹介もしている本。
けっこうどの話もおもしろい。
中でもおもしろかったのは、現代美術鑑賞入門、寺子屋では「学級崩壊」が普通だった、学校に行く意味など。
けど、いかんせん、一つ一つの話がかなり短いために、どうしても物足りなさばかりが読後に強く残ってしまい、本全体としての満足度はいまいち。
けど、とにもかくにも、子育てや教育は(良くも悪くも)思い通りにはならないということだ。「人間いいかげん史観」同様、この著者の、現実主義的諦念から出発するポジティブな人生観や思考には大変共感する。
大変はまっている(ハドーケン!って名前だけど)イギリスのバンドの日本での初・ソロライブ。
念願のHADOUKEN!のライブ。
なんとか初日に参戦。(もう2週間も経ってしまうけど。)
ネット上にあるライブの動画を見て、ライブパフォーマンスはあまり期待できないと思ってて、実際、だいたいその通りではあったけど、もとの曲の良さもあって、最低ラインは十分クリアしてて、十分に楽しめた。
というか、とっても楽しかった!!!
HADOUKEN!の曲がそうさせるのだろうけど、会場も(ただ騒いでるのとは違って)明るく楽しそうに盛り上がってたし。
「Get Smashed Gate Crash」、「Declaration of War」あたりは、やっぱり良かった。
ライブでは普段聴くよりポイントが高かったのが、「Liquid Lives」、「That Boy That Girl」っていう初期の2曲。
そして、やっぱ、「Crank It Up」は圧倒的に最高!
(本人たちもライブで盛り上がれるもっともHADOUKEN!らしい曲って言ってる)「Crank It Up」を1回しかやらなかったのと、時間が1時間ちょっとしかなかったのが不満ではあるけど、ここまで満足度の高いイベント事は久しぶり、ってくらい楽しいライブだった。
次はいつになるのかは、考えない方がいいか・・・。
唐沢俊一 『トンデモ一行知識の逆襲』 (ちくま文庫、2004年)
『トリビアの泉』の生みの親とも言える唐沢俊一による、色々な一行知識とそれにまつわる雑文を収めたもの。
一行知識もさることながら、そこに付された雑文も、カルピスウォーター批判など、なかなかおもしろかった。
一行知識で特に好きなのは、「節足動物史上、重要な映画」と「ナカヤマ・マリコさん」。どっちも普段の生活で使う場面はまずないだろうけど。
いくら105円とはいえなんで買ったのかよく覚えてないし、いくら寝る前のひと時とはいえなんで読み始めたのかよく覚えてないけど、まあまあおもしろい時間を過ごすことができた。