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7つの団体がそれぞれ20分の作品を演じる演劇イベント。
最後の3団体のみ観た。
「自己批判ショー」は、最初の方の、奇妙でコミカルな設定を生かしたネタがおもしろく、話がどう展開していくのか楽しみにしてたら、話は進まず、結局、最初の方しかおもしろくなくて、がっかり。
「Mrs.fictions」は、部分部分ではシュールでおもしろ気なところもあったけど、全体での印象はもはや消え去った。 というか、そんなもの、きっと、もともとなかった。
「バナナ学園純情乙女組」は、正直に言うと、出だしの辺のセリフがよく聞き取れなくて、その後は、うつらうつらしながらだったから、よくわからない。
ただ、いつも通り、最後に歌と踊りのライブをやっていて、そっちはしっかり見た。
以前に何回か観たことあるけど、以前と比べて、見世物としての完成度が格段に上がっていてびっくりした。 前は、自分たちでただ好き勝手騒いでるだけで、見せられる方としては不快ですらあったけど、今回は、自分たち内輪での楽しさから観客にとっての楽しさへと視点がそこそこ移ってるように感じた。
それでも、劇団にとっては馴染み深いのかもしれないけどこっちからしたら誰だよって人を乱入させてしまうところとか、中学校の放送部みたいな下手なMC(DJ?)とか、そして何より、観客を巻き込む/引き込むところとかは、課題だと思うけど。
FMラジオ81.3「J-WAVE」が主催する、各日出演者が違う3日間のライブの最終日。
最終日の出演者は、秦基博、清水翔太、Crystal Kay、KREVA、平井堅、スガシカオの6組。 (→オフィシャルによるセットリスト)
その最終日にKREVA目当てで行ってきた。
KREVAは、相変わらずトークもおもしろかったし、後半、「イッサイガッサイ」、「Have a nice day !」で盛り上がって「瞬間speechless」を熱唱して終わるという流れが、爽快で心地よくて楽しかった。
他では、平井堅が、トークがおもしろくて、「Love Love Love」、「瞳をとじて」、「POP STAR」みたいなメジャーな良曲を歌ってくれて楽しめた。
他の出演者は、近年の邦楽にはすっかり疎くなっていて、名前は知ってるけど歌は知らないとか名前自体知らないってこともあるし、そもそも自分好みのジャンルの歌じゃないっていうのもあって、正直それほどでもなかった。
ただ、清水翔太の「Diggin' On U」は好きな感じの歌だった。 あと、Crystal Kayのパワーには盛り上げられた。
そんなこんなで、なまった体を動かして心地よく疲れることができた一日だった。
重松清 『青春夜明け前』 (講談社文庫、2009年)
小5から高校を卒業して上京する直前までの、青春ならではの、バカでダサくてスケベな男子たちを描いた7つの短編を集めたもの。 文庫オリジナル版。
小5の男子がエロについての知識を知り始め、実際にエロい場面に遭遇する「とんがらし」は、描写や言葉使いが生々しくて強烈。 小学生には読ませたくない感じ。
嫌いな女子を心底嫌い差別しつつも相手の恋心は尊重したいという様子を描いた「モズクとヒジキと屋上で」、童貞卒業競争をして、ぬけ出したらその武勇伝を誇らしく語る高3の男子たちを描いた「俺の空、くもり」、強がって突っ張っている男たちを、必死でダサイと冷静に見る男子が主人公の「横須賀ベルトを知ってるかい?」が、おもしろかった。
読みながら、子供時代のことをいろいろ思い出しはしたが、それほど懐かしい思いがしなかったのは、良かれ悪しかれ、今も変わっていないところがあるからなのだろう。きっと。
8月30日
・ ここんところ、携帯音楽プレイヤーは、Chicaneの「Poppiholla」だけをひたすらリピート。
・ ネガティブ・キャンペーンばかりやってると女性票を大きく失うのではないだろうか、という仮説。
8月18日
・ 4~6月期のGDPの実質成長率が0.9%増だったとのこと。 最大の要因は「輸出」が6.3%増だったこと。 他では「個人消費」が0.8%増、「設備投資」が4.3%減などとなっている。
これを一面トップで「 輸出、消費が回復 」と見出しを打って、自民党の細田幹事長の「 我々の景気回復策の効果だ 」みたいなコメントを載せるのはいかがなものかと思うぞ、読売新聞よ。
ちなみに、1~3月期との比較を他のものについても載せておくと、
全体 : -3.1→0.9
個人消費: -1.2→0.8
住宅投資: -5.7→-9.5
設備投資: -8.5→-4.3
輸出 :-22.5→6.3
8月13日
・ 今朝、朝刊を見てたら、「一人一票実現国民会議」なる団体の意見広告が載っていた。 一票の格差の問題の是正を訴えるのみならず、それを最高裁裁判官の国民審査の判断基準に用いて行動に移そうという主張。 すばらしい。 自分がかねてから一人孤独に行ってきたことと同じことを考えている人たちがいたとは。 しかも、怪しげな団体ではなく、発起人には、伊藤真から櫻井よしこまで幅広い人たちが名を連ねている。 ( 中村修二、村上隆、長嶋一茂なんかもいる。)
ちなみに、今回国民審査される裁判官のうち、「一票の不平等を定める公職選挙法は、憲法に違反せず有効である」という意見を判示している裁判官は、那須弘平、涌井紀夫の2人。 ( 9人中6人は判決に関わっていないため不明なのは残念。)
果たして、バツ票がどれだけ伸びるのだろうか。
・ それから、上の「国民会議」のHPでは、一票の重みが最も高い高知3区の一票と自分の選挙区の一票との重みの違いが調べられるようになっている。
自分のところは、「 衆議院0.55票、参議院0.30票 」だった。 衆議院の方はかろうじて2倍の格差まではいかない数字。( 0.50票だと2倍の差になる。) 参議院の方は3.33倍の格差。
ちなみに、一票の格差の問題は一義的には政治の不作為の問題だ。 国民が国会議員に絶対守るべきルールとして与えた憲法に違反している状態を放置しているという政治の不作為の問題だ。 ただ、最高裁が違憲と判断することで改善されていたであろう問題でもあるし、それが「憲法の番人」たる最高裁の仕事のはずであり、司法の責任も重い。
森達也 『A』 (角川文庫、2002年)
広報の荒木浩を中心に麻原逮捕後のオウム真理教をその内側から、というか至近距離から追ったドキュメンタリーの書籍版。
彼らに密着し彼らを至近距離から撮ることで見えてきたのは、彼らのあまりの普通さ、平凡さと、それと(敵対心むき出しで)対峙する社会(国民たち)や権力(警察)の異常さ、野蛮さ。
オウムが惨劇を起こしたことは事実なわけで、その片鱗をつかみきれていないのは制作者の力不足とも言えなくはない。 ただ、この作品の目的は固定観念や偏見を極力取っ払ってオウムを観ることであり、その結果映されたオウムも、それはそれで真実の一面なのだろう。
それにしても、普通で平凡な人々を社会や権力が理性のかけらもなく追い詰める様はグロテスクだ。
ちなみに、カメラの前で堂々と「転び公防」が行われているが、そのとき(橋本内閣時)の国家公安委員会委員長は自民党の倉田寛之。 朝日新聞の社長は分からない。 読売新聞の社長は分からない。 毎日新聞の社長は分からない。