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4月25日
・ 普天間基地移設問題、「 日本国民としてどこに移転するのが一番よいか?」より、「 鳩山首相がどういう風に解決するのか?」の方にばかり焦点がいっているのは、国民としての当事者意識が欠落していておかしい。
 それから、沖縄県民が県外移設を訴えているけど、それを言い出すと共感が得られなくなるし、具体的に何県のどこを想定しているのかと思ってしまう。
 とはいえ結局、沖縄県内はダメ、他の都道府県もダメ、で、しかも、アメリカ大統領が日本国民の代表たる総理大臣を冷遇して中国と仲良くしているのなら、「 自分の国の安全は自分たちで守るから 」ということでアメリカ軍に日本から出て行ってもらうのが万事うまくいく道に思える。 共産党の書記長も、社民党の党首も国外移転を訴えているわけだし。


4月1日
・ 普段、さんざん嘘ついてるのに、改めて、嘘ついていい、って言われても、逆に何を言っていいかわからない。

・ 国松長官狙撃事件についての警視庁公安部の犯人を名指しするかのような発表はひどい。 さすがに、読売新聞も社説で批判してた。
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 ブレインナビ編著 『伝説の「スーパーカー」がよくわかる本(PHP文庫、2010年)


 1970年代のスーパーカー・ブームの頃から現在までのスーパーカーを42台、それぞれ4~6ページでエピソードなどとともに紹介している本。

 出てくる車は、ランボルギーニ・カウンタック、デロリアン・DMC-12、フェラーリ・F40、ポルシェ・959、ブガッティ・ヴェイロン、レクサス・LFAなど。

 一般向けの本だから、マニアックな内容とか難しい機械の話とかはあまりなく、手軽に読める。

 どの車も壮大な夢が詰まっていて、個人的な好みを超えてどの車もカッコよく見える。

 ひるがえって、今、現実の日本の、そこらの道を走ってる車を見ると、軽とかミニバンとか、あまりに実用的な車ばかりで、さびしくなる。 今、小学生の男子たちが普段そこらの道で車を見ても、心ときめかすことはほとんどないだろうなと思う。

 重松清 『疾走(上)(下)(角川文庫、2005年)


 自分にはどうすることもできない様々な不幸に巻き込まれ、苦しく厳しい境遇の中を、ひとり疾走しながら生きる少年の物語。 他の重松清の作品とは大きく異なり、人間や日々の生活の温かさは(ほとんど)ない。

 なかなかの佳作。


 他の重松作品は、人間の弱かったり優しかったりする気付きにくく言葉では表しにくい一側面だけを切り取って表現しているものが多いけれど、今回の作品は人間をトータルに描いている。 その壮大さのために、読んでいて物語に圧倒されおもしろく感じた。

 また、孤独な少年が彷徨い続ける物語を描いている点では、村上春樹の『海辺のカフカ』とも似ている、という印象を受ける。 ただ、両者には大きな違いがある。 舞台が空想か現実かというのが一つ。 それから、もっと本質的なところでは、村上作品は「人間や少年は孤独なものだ」という前提で書かれているのに対して、重松作品は「家庭崩壊や学校での疎外があって初めて人間は孤独に陥る」と考えている点が、根本の人間観のところで違っている。

 それから、Amazonのレビューではやたらと「救いがない」と騒いでいるけれど、まず、「救い」はある。 あんな全てを許してくれる神父さんみたいな人間が普通にいるだろうか。 主人公の少年・シュウジにとって、同じ「ひとり」であるエリと出会えていることはなんて幸運なことだろうか。 故郷での開発は失敗に終わり、にぎやかで新しい街に変わり果てず、その片隅にひまわりが咲いていることはなんて運がいいのだろうか。

 というか、そもそも、小説の中に「救い」を探すのは個人の勝手だが、それは所詮、小説の受容方法の一つにすぎず、決して普遍的なものではない。 小説は読者を元気づけ励ますためだけのものではない。 ギャグ漫画とか料理みたいに皆が共通の目的を持っているものとは違う。


 話がそれたけれど、人間をトータルに描いているところ、物語の壮大さ、(外在的な悲劇に頼っているとはいえ)人間の孤独を描いているところ、はおもしろかった。

「 KREVA Concert Tour '09-'10 『心臓』 Round 3 」 ( 2010年2月7日(日)/@横浜アリーナ )


 Round ZEROから行われているライブの最後、Round 3。

 盛り上がるところでは大人数の観客で一斉に盛り上がり、じっくり聴かせるところではよく響く大きなホールを生かしてじっくり聴かせ、MCを小まめに挟んでコメントを加えることで一曲一曲を大切にし、満足感の高いライブだった。

 最新アルバムの曲が後半に散らされていたり、アンコールがあったりと、Round1、Round2で不満だった点も解消されていた。

 楽しかった。 それから、Round1、Round2でたまっていた欲求不満が解消できた状態で終われてスッキリした。

 重松清 『みんなのなやみ(新潮文庫、2009年)


 出版社のホームページで募った悩みに重松清が答えるという企画を本にしたもの。 悩みは子供からのものが多く、家族、学校、いじめ、恋愛、実存など。

 答えのスタンスは、基本的には、重松清の小説の登場人物たちと同じで、「 人間は弱くて情けない。 それでも頑張って生きて、人生に喜びを見出したりしている 」というもの。

 だから、「まえがき」でも書いてある通り、悩みを消し去ることは目的とはしていない。 悩みを共有すること、悩みに真剣に向き合ってくれる人がいることを伝えることが目的となっている。


 そんなわけで、答え(考え方)はスタンダードで無難で、(少なくとも大人にとっては)それ自体で参考になることはあまりないと思われる。 

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