by ST25
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「 KREVA 10th Anniversary Year 『908 FESTIVAL 2014』 」(2014年9月7日(日)/@日本武道館)
かつて凄くはまっててあらゆるライブに行っていたKREVAのライブに実に4年ぶりに行ってきた。
今回のライブは10周年を記念したライブ2日間の内の一日目でKREVAのみ出演するもの。ちなみに2日目(9月8日)はkick the can crewなど豪華ゲストが出演するもの。
ライブに行っていなかった間もCDは買ってたから曲自体は知ってるはずだけど、ライブでの決まり事的なものは分からないから少し心配もあった。
開場17時、開演18時だけど、会場に入るとステージ上のDJブースでKREVAがDJを既にしていた。以前のライブでも行われていたことがあって、DVDで見て超かっこいいと思っていたものを生で味わえるとは。音楽も超クール。テンション高まった。ただ、アリーナ以外はまだまだ盛り上がっていなかったから静かに聞き入った。
そして、本編。幸いにも知らない曲はなかった。ただ、盛り上がり方、こんな感じだったっけ???と。周りの様子に関しては武道館の2階というのもあったのだろうけど。。。腕を前後にするあの動作もする曲の方が少なかったし。
そんな中でも一番盛り上がったのは、「Na Na Na」。揃えて腕を振り上げるところもあって最高に楽しかった!「have a nice day!」も同様に揃えるところがあって楽しかった!
それから、毎回大きな会場でのライブで行われている生で曲を作ったりするパフォーマンス。今回は1つでなくて何個かあった。いろいろあって細かいところは覚えてないけど、いろいろやって「瞬間speechless」ができたときは鳥肌もの。感涙しそうなほど感動した。
そんなわけで、久しぶりのKREVAのライブだったわけだけど、「ライミング講座」で大爆笑したり、生で曲ができる感動に鳥肌が立ったり、歌で高まったり、内容盛りだくさんで武道館という大箱らしいコンサートだったなと思う。その一方で、ハッチャケられる曲がもっとほしかったなという感もする。そんなこともあり、次は小さめの会場でのオールスタンディングのライブにも久しぶりに行きたくなった。「ストロングスタイル」、「ACE」で力を出し尽くしたい・・・
かつて凄くはまっててあらゆるライブに行っていたKREVAのライブに実に4年ぶりに行ってきた。
今回のライブは10周年を記念したライブ2日間の内の一日目でKREVAのみ出演するもの。ちなみに2日目(9月8日)はkick the can crewなど豪華ゲストが出演するもの。
ライブに行っていなかった間もCDは買ってたから曲自体は知ってるはずだけど、ライブでの決まり事的なものは分からないから少し心配もあった。
開場17時、開演18時だけど、会場に入るとステージ上のDJブースでKREVAがDJを既にしていた。以前のライブでも行われていたことがあって、DVDで見て超かっこいいと思っていたものを生で味わえるとは。音楽も超クール。テンション高まった。ただ、アリーナ以外はまだまだ盛り上がっていなかったから静かに聞き入った。
そして、本編。幸いにも知らない曲はなかった。ただ、盛り上がり方、こんな感じだったっけ???と。周りの様子に関しては武道館の2階というのもあったのだろうけど。。。腕を前後にするあの動作もする曲の方が少なかったし。
そんな中でも一番盛り上がったのは、「Na Na Na」。揃えて腕を振り上げるところもあって最高に楽しかった!「have a nice day!」も同様に揃えるところがあって楽しかった!
それから、毎回大きな会場でのライブで行われている生で曲を作ったりするパフォーマンス。今回は1つでなくて何個かあった。いろいろあって細かいところは覚えてないけど、いろいろやって「瞬間speechless」ができたときは鳥肌もの。感涙しそうなほど感動した。
そんなわけで、久しぶりのKREVAのライブだったわけだけど、「ライミング講座」で大爆笑したり、生で曲ができる感動に鳥肌が立ったり、歌で高まったり、内容盛りだくさんで武道館という大箱らしいコンサートだったなと思う。その一方で、ハッチャケられる曲がもっとほしかったなという感もする。そんなこともあり、次は小さめの会場でのオールスタンディングのライブにも久しぶりに行きたくなった。「ストロングスタイル」、「ACE」で力を出し尽くしたい・・・
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指原莉乃 『逆転力――ピンチを待て』 (講談社AKB48新書、2014年)
そんな印象が一変する。
すごい奴。徹底的に自分を客観視し、変なプライドを一切もたず、変幻自在に周囲の要求や期待に応えていける。
これから指原が出ているテレビ番組とかを見て今までと同じように気楽に笑えるか心配になってしまう。ちょっと身構えてみてしまいそうだ。
ちなみに、指原と同じことができるに越したことはないだろうけれど、「変なプライドを一切もたない」というところはかなりハードルが高い。
寺島実郎 『若き日本の肖像――一九〇〇年、欧州への旅』 (新潮文庫、2014年)
1900年のサンクト・ペテルブルグ。王政が揺らぎ社会主義へ傾きつつあるロシアで諜報活動に暗躍する日本人・明石元二郎。
等々、1900年のヨーロッパ各都市の様相と、そこへの日本人の関わりを追ったルポルタージュ風な歴史書あるいは啓蒙書。単行本で出版され、新潮選書になったものが、この度、文庫化された。
筆者の落ち着いた理性的な思索とともにヨーロッパ各国を巡っていると、ヨーロッパの雰囲気にどっぷりと染まってくる。それは、アメリカ的な単純さ、明確さ、冷徹さとも違う。また、それは、日本的な曖昧さ、優柔さ、穏やかさとも違う。
昨今、経済、政治、社会、文化どの分野においても、アメリカ化 vs 伝統的日本という対立軸で語られることが多い。個人 vs 組織、自由 vs 平等、明文化 vs 常識、超金持ち vs 総中流などだ。そこでは、どちらかを選ばざるを得ない二者択一と無意識的に受け取られている。
しかし、そこに現代アメリカでも古来日本でもない「第三の道」は本当にないのだろうか。本書は、欧州を参照にすることで「第三の道」を見いだせるかもしれないという端緒を与えてくれる。それは「アメリカか日本か」という苦渋の決断をせざるを得ないと悲観的になっていた人への希望の光でもある。
1920年代30年代の日本にとっての教訓は現代でも通用しそうだ。
「 欧州が見えなくなると日本は混迷する 」(p301)
J.K.ガルブレイス 『満足の文化』 (中村達也訳/ちくま学芸文庫、2014年)
この本で語られるのも根本は同じことだ。つまり、経済的に満たされる状態になった人たちは現状肯定的な、寺島実郎が言うところの「生活保守」的な態度・精神になってしまっていると。そして、政治制度も経済学もそれを支え、正当化するものになってしまっていると。
「 裕福な人々の信念は、自分たちが引き続き満足を得ることを正当化してくれる大義名分を生み出す。 」(p12)
この現実に加えて、現代においては次のような事態がその拡散に貢献している。
「 支配権を握っている満足せる階層の信念が単に少数者のものではなく、今や多数者のものとなったということである。 」(p21)
民主主義の世の中においては、この現実が「満足の文化」を公共的な制度の隅々までに浸透させることへとつながっていく。
その結果、新自由主義を信奉し、政府の介入を過度に嫌い、増税に反対し、官僚的組織に依存し、少数の下級階層の労働を利用し、という社会が形作られる。
もちろん、多くの人が経済的に満たされている「満足の文化」が浸透した世の中は悪いことばかりではない。裕福になり身近に問題がないことによる投票率の低下などはそれほど目くじらを立てるほどのことでもないのだろう。
その一方で、同じ国に貧困に苦しむ人がいようともお構いなくあくまで自己中心的にだけ考え、現状を肯定しているかのように見えるアメリカ社会の今を見るに、楽観してばかりもいられないという危機感も持っておく必要はありそうだ。
アメリカに関して言えば、町山智浩『99%対1%』に描かれているような「満足せる人たち」がほんのわずかという極端な状態になっていると見ることも可能であり、「満足せる人たち」が多数を占めていた時代がむしろ素晴らしい時代に思えなくもない。
翻って日本のことを考えるに、厚生労働白書が「中流崩壊」を取り上げるなど日本でも格差が拡大する方向へと進みつつあったりした。(最近のデフレ緩和で今後どうなるかはまだ分からない。)そして、 かつての「横並び社会」を二度と取り戻すことのできない楽園として懐かしむ日さえ来るかもしれない。
この本の原著が書かれたのは1992年だが、今や、「満足の文化」の先を見据える必要があるのだと思う。
町山智浩 『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』 (講談社文庫、2014年)
それに対して、アメリカは民主主義・資本主義の国で、日本の仲間(同盟相手)であり、かつて追いつけ追い越せと目標にしてきた(憧れてきた)国であるだけに、つい、日本と同じであることを前提として何事も考えてしまう。
その結果、想像を絶するような事実を聞いたときも、北朝鮮や中国なら「やっぱり」と納得してすっと受け入れるが、アメリカだと「いくら何でもそんなはずないじゃん」と話を真に受けなかったりする。
「アメリカは貧富の差が激しい」、「アメリカには国民皆保険がない」、「人種差別はまだまだ払拭できていない」、これらのことは情報として何回も聞いてきた。でも、どこかで「そうは言ってもアメリカだし」と留保を付けてきたところがあった。
しかし、この本によって、そんな生ぬるい井の中の蛙な認識を根底から破壊させられた。
「ティーパーティー」や「FOXニュース」というと今のアメリカを語るのに外せないもののように捉えられている。大手新聞も普通に国際面の大きなスペースを割いて報じている。それらを知らないと無知だとバカにされるようなそんな存在として日本では思われている。
しかしその実態は、「オバマはテロリストの弟子」、「オバマは小学校でイスラム過激派の教育を受けた」、「国民皆保険は社会主義の始まりだ」、「所得税は一律25%に」などという報道・主張を堂々としている団体だった。
日本で言うなら、ことあるごとに「軍靴が聞こえる」とか「独裁者だ」とか「朝鮮人の仕業だ」とか言い出す人たちのようなものだ。
厄介なのは、日本のそういう過激な「1%」と違い、アメリカのそういう「1%」はやたらと金を持っているということだ。FOXニュースはメディア王マードックが、ティーパーティーはコーク兄弟(個人経営の企業で全米第2位の会社を持っている)が背後で潤沢な資金を援助している。
TVCMで「州知事時代に第1級殺人の囚人に週末の外泊許可を出した」という誤った情報大々的に流し、ある大統領候補の支持率を落下させるのに一役買ったのはFOXニュースの会長アイルズだ。
このような物量作戦が功を奏したのか、ティーパーティーが大統領候補を擁立したら投票するとした人は16%にもなったり、FOXニュースのキャスターがニュースキャスターの人気上位に来たりと、その存在感は無視できないくらいになっている。
差別的な侮辱的な発言・主張を堂々とできてしまうアメリカ。同じ国に済む人たちのことは全く考えず自己中心的な主張が支持を得ているアメリカ。
今の日本と比べてどちらが良いだろうか。少なくとも自分は今の日本を守りたいと思う。