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 N・グレゴリー・マンキュー 『マンキュー マクロ経済学Ⅱ応用編【第2版】(足立英之、地主敏樹、中谷武、柳川隆訳/東洋経済新報社、2004年)
 
 
 有名マクロ経済学テキスト、二分冊の二冊目をようやく読了。こちらは、経済成長、経済政策、ミクロ的基礎などがカバーされている。どれも一冊目の応用という感じ。

 とは言うものの、あまりに新しい情報が多過ぎて消化不良が甚だしい。

 これから少しずつ復習や試用などをしていかなければならない。
 
 
 
 それにしても、恥ずかしながら、このテキストを読んで初めて「マネタリーベース」と「マネーサプライ」が違うことに気が付いた。確かに、冷静に考えればあまりに当然のことなのだが、個々の事実を合わせることをせずにいたため、混同していた。

 ちなみに、マネタリーベース(B)は、公衆が保有する現金通貨(C)と銀行準備(銀行が保有=準備しているお金)(R)との合計額(B=C+R)で、その量は中央銀行によって直接コントロールされる。

 マネーサプライ(M)は、公衆が保有する現金通貨(C)と、預金者が即時に利用できる銀行に預けている資産(要求払い預金)(D)との合計額(M=C+D)で、マネタリーベース(B)に貨幣乗数(m)をかけた額がマネーサプライ(M)として流通することになる(M=m×B)。つまり、マネタリーベース1ドルはmドルの貨幣を生み出す。テキストのアメリカの現状を反映した例だと、マネタリーベースが5000億ドルで、貨幣乗数が2.3だから、2.3×5000億ドルで、マネーサプライは1兆1500億ドルとなっている。(なお、貨幣乗数は別の計算から導かれる。)

 なぜこういうことが起こるかと言うと、銀行は預金を元手に貸出を行って、貨幣を創造する(「信用創造する」)からである。銀行が、取り付け騒ぎが起こった場合に全ての払い戻しの要求に対応できるだけのお金を保有していないためにつぶれることを思い出すと理解が促される。(のは、小役人だらけの銀行を感情的にはつぶしたいと考えたりする自分だけか?)
 
 
 
 しかし、何はともあれ、マクロはひとまず終わった。次はミクロだ。復習などはその後だ。とりあえずは3月中に全体を一通り終わらせたい。

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