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2004年ももう終わりだ。先日の読売新聞には毎年恒例の『読書委員が選ぶ「私の三冊」』が載っていた。このブログを始めたときからこれは絶対にやろうと密かに楽しみにしていた。そんなわけで、私の今年のベスト3を挙げてみようと思う。
読売と同様、対象は今年読んだ本ではなく、今年出版されて読んだ本とした。今年読んだ本全てから選んだ方がよりおもしろい本になるだろうけれど選ぶのが大変だからだ。
①G.キング、R.O.コヘイン、S.ヴァーバ『社会科学のリサーチ・デザイン』(真渕勝監訳、剄草書房)
②小松美彦『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP新書)
③B.ウッドワード『攻撃計画』(伏見威蕃訳、日本経済新聞社)
①は定性的研究も定量的研究と同じように研究できるとし、その手続きや留意点を詳細に述べた社会科学の研究方法における超基礎文献“KKV”の邦訳。
②は脳死・臓器移植について、その実体と実態を詳らかにした衝撃の書。この本を読んでから脳死・臓器移植に対して反対の立場に変わった。それまでのん気に賛成して殺人を容認していたことに対して罪悪感が沸いてくる。
③はイラク攻撃に至るアメリカ首脳たちの意思決定の過程を描いた渾身のドキュメント。読み物としてもおもしろいし、現在のアメリカ政治を知る社会派の書としても重要。(この本は以前感想を書いた→『攻撃計画』)
①と②は揺るぎないところだが、③は迷った。他の候補としては、稲葉振一郎『経済学という教養』(東洋経済新報社)や、森嶋通夫『なぜ日本は行き詰ったか』(村田安雄、森嶋遥子訳、岩波書店)あたり。
今年は、忙しくて本をあまり読めなかった時期があった。そのため、全体としてはあまり量は多くはない。ただ、今年の読書の特徴は自分の興味・関心における横への拡がりが大きかったこと。一つの分野に集中したことの波及効果か、それとも反動か。
〈前のブログでのコメント〉
- 書き込みありがとうございます。今年もSchoolとStudentともどもよろしくお願いします。
城山三郎は『官僚たちの夏』を読んだことがあるのですが、(当然?)好感をもてる人物は出てこなかったので、是非とも読んでみようと思います。『博士の愛した数式』は堅実に評価がいいのと、タイトルからして読んでみたいと思っていたのですが如何でしたか?こっちは不良には合わないでしょうが・・・。
アイドルに関しては、りそうしゃかいこーぞーを目指すべく近々説得のために記事を書く予定ですので、そのときにまた。 - commented by Student
- posted at 2005/01/12 01:47
- あけましておめでとうございます。正月は勉強と読書に費やしました。『博士の愛した数式』、『家族狩り』、『男子の本かい』、『世に棲む日々』、『ワン ピース』を読みました。城山三郎の描く指導者像はぼくより、studさんのほうが好きそうですから読んでみたらいかがでしょう。『世に棲む日々』の高杉晋作はカッコよすぎです。僕もより不良となる事を決意しました。あと理念でアイドルを選ぶのは同意しかねます。趣味は全くかぶってないようです。
- commented by やっさん
- posted at 2005/01/11 14:38