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以前、取り上げて予想などをした、ヤングジャンプ・全国女子高生制服コレクション、通称「制コレ」の結果がようやく発表された。(→結果発表)
4月の中間発表で8人に絞られており、今回発表されたのはその中での順位。(※細かい票数などは公表されていない。中間発表の基準はよく分からない。)
1位・グランプリは、自分の予想通り、各種投票で手堅く票を集めた川原真琴。( ハガキ1位・携帯1位・ウェブ2位 )
2位・準グランプリは、幼いかわいさで票を伸ばした12歳の鮎川穂乃果。( ハガキ5位・携帯2位・ウェブ3位 )
3位・準グランプリは、自分が「良い」と言っていた水沢奈子。( ハガキ2位・携帯5位・ウェブ5位 )
以下、4位・準グランプリ:篠崎愛、5位・準グランプリ:河合いよ、6位・準グランプリ:青谷優衣、7位・準グランプリ:小田あさ美、8位・準グランプリ:坂本りおん、となっている。 (※なんで準グランプリが7人もいるか、なんてここで聞かないで下さい。)
自分が一番推していた南結衣が中間発表で落とされたのは残念だ(というか納得できない)けど、自分が推した3人(14人中)のうちの2人である川原真琴と水沢奈子が上位に来ているのは救いではある。
しかし、である。
しかし、なのである。
なんと、今回発表された結果は暫定のものであって、これからの活躍次第、すなわち、週刊YJ、ヴィジュアルYJ、携帯YJでのグラビアへの反響次第で、結果が変わるとのことなのである。( 最終結果の発表は来年1月。)
なんと、なんと愚かしいシステムであることか・・・。
これは、コンテストの意義である「 発掘・受賞→活躍 」という回路を断ち、「 活躍→受賞 」という逆向きの回路にすることを意味する。( なお、ここでは、「グラビアへの反響」という基準の曖昧さ・不透明さ・条件の不平等さの問題はおいておく。 )
主催者が気づいているかは知らないけど、ちょっと考えれば解るように、活躍、ここで言えばグラビアへの反響、というのは、大いにグラビア以外のところでの活躍具合に左右されるものである。
例えば、極端な場合を考えれば、今回最低の8位だった子が、ドラマや映画(やスキャンダル)で急に注目を浴びた場合、グラビアへの反響も他の7人に比べて確実に大きくなる。
そして、こういう事態が起こった場合(※最近のアイドルはこの手のコースで一躍有名になる人が多い。メジャーどころでは、綾瀬はるか、沢尻エリカ、堀北真希、北乃きいなど。)、8位だった子を1位・グランプリにしないわけにもいかないし、逆に1位にしたところでそれはドラマや映画(やスキャンダル)のお陰なのであって、いずれにしても制コレの存在意義を全く無に帰することを意味する。
それに、このドラマや映画などでの活躍というのは、しばしば事務所の大きさに左右されるものである。
これに対して、「そんなことはめったに起こらない」という反論があるかもしれない。
確かに、そんなことはめったに起こらない。
けれど、第一に、起こった場合のリスクが大きすぎる。なんせ、制コレの存在意義を完全に無に帰し、歴史ある制コレを嘲笑の的にしてしまうのだから。
それに、第二に、こういうことが起こらなかった場合というのは、( 制コレの暫定順位が発表されたにもかかわらず )誰も大して活躍・飛躍しなかったということを意味しているわけで、誰がグランプリになろうと今後の活躍にとって関係ない(なかった)、ということになる。
アーメン。
理由も意図もよく分からないけれど、その迷走ぶりだけがはっきりと目に留まる今回のシステム変更である。
ただでさえ、結果発表までの時間が長すぎるというのに、さらに、先延ばししていたのでは、新鮮味や記憶が薄れ、人々の関心も遠のいていく。それに、今までのは一体なんだったのかという懐疑心と虚無感も生まれる。
若い子向けのファッション雑誌がたくさん売られ、若くしてデビューする女の子が増え、(歌やダンスなどをやる)芸能スクールも色々ある、そんな世の中だからこそ、自分では垢抜けられないでいる、芸能界に内心密かに憧れを抱く女の子が、背伸びすることなく、いつも着慣れた制服姿で無理にお洒落や化粧せずに応募できる、そんな、夢見る普通の女の子と芸能界との架け橋として、制コレは存在してほしいなぁと、しみじみと思うのでありますよ。
そんな希望は見果てぬ夢ですか。(だからどうした。)
※1.制コレについての分析は、冒頭でリンクした記事も参照ウオ。
※2.制コレ'07のブログがある。( 純粋な個人ブログではない )企画もののブログは成功しない、というのがアイドルブログを色々見てきた人間の結論だけど。