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 アイドルブログ界は均衡安定状態になりつつある。

 完成度の高いネタ系の眞鍋かをり。自由奔放なキャラ系の中川翔子

 この二大巨匠を超えるアイドルは登場してきていない。

 この二人とは型の違った新機軸を出すアイドルも登場していない。

 いや、二人の巨匠を超えるまでいかなくとも、それなりのおもしろさを誇るアイドルも最近は出なくなってきた。

 小明喜屋武ちあき河辺千恵子金田美香といったセカンドグループのメンバーにも全く変化がない。

 そのような状況を生み出す最近のアイドルブログの特徴として、小ぢんまりとしたコミュニティに自足してしまう傾向が挙げられる。つまり、狭い一部の固定的な読者だけを意識し、彼らに向けて書き、彼らとだけ交流するという現象である。

 仕事に対しての貪欲さや向上心がなく、そこそこの状態で満足するのならそれでも別に構わないが、アイドルという職に就いている以上は、他のアイドルとの競争を(心の中では)自覚し、よりおもしろく、より読者を増やせるようにするべきだと自分は考える。(だからといって力みすぎるのはより悪いが。)

 そんなわけで「大物」というわけにはいかないが、最近自分が気にっているアイドルブログをいくつか紹介しておこう。
 
 
 
 まず一つ目は、「ヤングジャンプ制服コレクション2005」準グランプリの福留佑子による「福留佑子の毎日アイドル修業」。

 このブログの特徴は、読者への優しさ。

 記事の中で個々の読者に返事をしたり、読者への感謝を表明したりするアイドルブログはしばしば見かける。が、このブログでは読者と直接の交流を行っているのだ。

 これまで、ブログで募った数十人に直接本人が電話をかける「福留佑子とラブラブトーク」、読者17人を招待して誕生日パーティーを(メイド喫茶で本人がメイド姿になって)開く「佑子のBIRTHDAYで会いましょう!」を行っている。

 もちろん、そこに参加するのはほとんどが元々の本人のファンであるだろうが、重要なのは、ブログをプロモーション活動の一つとしてとても重視し、積極的に利用していこうという姿勢を感じさせることである。

 こういう、アイドル本人の中で重きを置かれ、しかも読者を大切にするブログなら継続的にチェックしようという気にもなる。

 これからどれだけブログ読者との直接的な交流を行っていくかは分からないけれど、一つの新しい型を実践しているという点で優れたブログだと評価できる。

 ただ、一つ不満なのは、ブログのトップページで使われている本人の写真がベストショットではないような気がすることだ。某イベントで福留佑子本人を見たことがあるが、実際に見た印象も、もっとかわいい写真から受ける印象とは違わずにかわいかっただけにもったいない気がする。もちろん、記事の中で出てくる写真(例えば、3月6日、3月3日など)で良く写っている姿を見ることはできるが。
 
 
 
 次に紹介したいのが、これまた「ヤングジャンプ制服コレクション2005」準グランプリの斎藤夢愛(さいとうゆあ)による「斎藤夢愛Official Blog」。

 このブログのポイントは、文章のかわいさ。

 人懐っこくてちょっぴり小悪魔的な文体がたまらない。「みんなぁ~!!」と呼びかけられたら、つい何でも言うことに従ってしまいそうな、そんな感じ。

 また、その内容も文体に合った感じのものでかわいらしくて良い。

 ただ、このブログもトップページの写真がベストではないように感じてしまう。例えば、3月15日の写真のように、もっとかわいい(と個人的に思う)写真を記事の中で見ることができる。
 
 
 
 さて、最後は里中あやによる「里中あやの“あやんたれぶぅ~”日記」。

 里中あやは、純朴そうな落ち着いた顔立ちをしているのだが、その風貌に相応しい自然体でちょっと真面目な丁寧語の文体が彼女のブログの魅力。文体といい、ほぼ毎日一回更新の日記形式といい、正統派のアイドルブログといったところ。

 「真面目な文体」というと、長澤奈央のブログ「NAO.exe」がある。長澤奈央は普通にしゃべるととにかく明るい。が、ブログだと妙に硬い文体になっている。したがって、少しぎこちない。(ただ、この口語と文語の、あるいは、思っていることと表現力との落差が長澤奈央のブログの魅力である。)

 それに比べて、里中あやの文体は、長澤奈央の文章より自然だし、そのためもあって、よりソフトである。

 こういう、“自然な丁寧語・文語”を使える女性を良いと思うのは自分の個人的な趣味によるものなのだろうか???
 
 
 
 
 さて、冒頭に「もっと読者を拡げるべきだ」と書いたが、人間というものは非常に飽きっぽいものであり、一定の読者を繋ぎとめておくことさえそんなに簡単なことではない。また、無理して書いていると書き手であるアイドルの方が飽きたり、壁にぶつかったり、力が入らなかったりしてしまうこともあり得る。(最近の眞鍋かをりのブログの質的量的低迷がその端的な例。)

 ただ、最近のアイドルブログを見ていると、逆にあまりに、「気まぐれに趣味として日記をつけている」に留まっているものが多い。これでは非常にもったいないと思うのだ。趣味として日記を書きつつも、ファンとの交流、プロモーション、エンターテインメントなど、他の可能性をもっと開拓していってほしいものだ。
 
 
 
 ところで、今、ブログ界の革新として個人的に期待しているのが、綿矢りさのブログへの参入である。彼女は小説を書いても批判されるだけだが、日々の短文なら、それこそ眞鍋かをりにも負けないようなものが書けるのではないかと思うのだ。アイドルがネタ系で勝負するのは現実的には難しいが、文を考えて書くことを本職とする綿矢りさならいけるだろう。もちろん、彼女はアイドルではないから如何にビジネスにしていくかが問題ではある。が、書籍化、出版社との契約、閲覧有料化など、手がないこともない。是非期待したい。

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