by ST25
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バナナ学園純情乙女組・第3回~罰当たり公演~ 『 アイツなら哀しくないわ 』 ( 脚本:中屋敷法仁/演出:二階堂瞳子/2008年11月26日~12月2日/@阿佐ヶ谷ART THEATER かもめ座 )
「柿喰う客」の中屋敷法仁が脚本を提供し続けている劇団の第3回の公演。
修学旅行の説明会を前にして繰り広げられる、中学校内の2つのグループ間の対立と様々な人間模様。
では一応あるのだけど、実体は、やたら濃いキャラの登場人物たちによるワンマンショー。 そして、たまに繰り出される華麗な振りつきの全体合唱で一体感が保たれる。
個性的でバラバラなキャラたちを“ストーリーによって”まとめることができていないところは「柿喰う客」には及ばないけれど、全体合唱が以前よりふんだんに取り入れられ、一つの作品としてのまとまりは作れるようになっていた。 (全体合唱は流れが単調になるのも防いでいた。)
ストーリーもほとんどないとはいえ、最後の方では、修学旅行に行くとほぼみんなが死ぬ理由が明かされたり、裏切り者がいることが分かったり、純粋に青春を謳歌したいバカな不良がいたりと、そこそこ展開もあり、楽しめた。
今まで(観たの)は、中屋敷脚本とはいえ、「柿喰う客」の作風から無理やり遠ざけようとしているようなぎこちなさがあったのだけど、今回は「柿喰う客」っぽさが比較的前面に出ているように感じた。
それでも、今回初めて作品としてのまとまりが出て、個性はこれから手探りで少しずつ出していく(出てくる)のだろう。
そんなわけで、とりあえず、この劇団の出発点となる作品。 (いや、もちろん、演技のレベルとか、言い出せばきりがないんだけど、今回の作品を観て一番感じたのが上記のようなことだった、ということ。)
「柿喰う客」の中屋敷法仁が脚本を提供し続けている劇団の第3回の公演。
修学旅行の説明会を前にして繰り広げられる、中学校内の2つのグループ間の対立と様々な人間模様。
では一応あるのだけど、実体は、やたら濃いキャラの登場人物たちによるワンマンショー。 そして、たまに繰り出される華麗な振りつきの全体合唱で一体感が保たれる。
個性的でバラバラなキャラたちを“ストーリーによって”まとめることができていないところは「柿喰う客」には及ばないけれど、全体合唱が以前よりふんだんに取り入れられ、一つの作品としてのまとまりは作れるようになっていた。 (全体合唱は流れが単調になるのも防いでいた。)
ストーリーもほとんどないとはいえ、最後の方では、修学旅行に行くとほぼみんなが死ぬ理由が明かされたり、裏切り者がいることが分かったり、純粋に青春を謳歌したいバカな不良がいたりと、そこそこ展開もあり、楽しめた。
今まで(観たの)は、中屋敷脚本とはいえ、「柿喰う客」の作風から無理やり遠ざけようとしているようなぎこちなさがあったのだけど、今回は「柿喰う客」っぽさが比較的前面に出ているように感じた。
それでも、今回初めて作品としてのまとまりが出て、個性はこれから手探りで少しずつ出していく(出てくる)のだろう。
そんなわけで、とりあえず、この劇団の出発点となる作品。 (いや、もちろん、演技のレベルとか、言い出せばきりがないんだけど、今回の作品を観て一番感じたのが上記のようなことだった、ということ。)
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