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爆笑問題、パトリック・ハーラン 『爆笑問題・パックンの読むだけで英語がわかる本』 (幻冬社文庫、2005年)
ちょっとした気分転換用に古本屋で105円で買ったもの。
中一レベルの英文法を説明しながら、3人でおもしろい掛け合いをいろいろ繰り広げている。
小学生以外にとっては英語の勉強用に役立つようなものではないけど、とにかく笑える。( 逆に、笑いの部分に関しては、小学生には前提知識が欠ける分、きついかも。)
爆笑問題とパックンの笑いの質が似ていることもあって、爆笑問題だけのものよりおもしろさが増してさえいる。
それに、太田光とパックンの笑いは、笑いながらも、一方では発想の自由さとか頭の回転の速さに思わず感心してしまうようなものが多い。
そんなわけで、短いし内容もあまりないけど、気軽に買った割りに、笑いという点での満足度はかなり高い一冊だった。
爆笑問題の本の中でも出色の一冊と言える。
パックン・マックンは、“オンバト”(NHKの「爆笑オンエアバトル」)がおもしろくて盛り上がってた頃とか、“(おそらく元祖の)英語の教科書の変な表現ネタ”とかやってておもしろかったし期待もしてたんだけど、その後、あんまり変化・進歩がなくて、あんまりおもしろく感じなくなってきてた。( 依然それなりにおもしろいとは思うんだけど。)
でも、この本を読んで、やっぱり(少なくともパックンには)センス・能力があると感じたから、何とか盛り返してきてくれることを期待したいと思った。
お笑いつながりでついでに言っておくと、「エンタの神様」(日テレ)が中心となって押し進め、結局、近年のお笑いブームの火を消す(のを助ける)ことになった(ている)“キャラだけの人たち”(※ダンディ坂野、HG、カンニング竹山、波田陽区、小梅太夫、桜塚やっくん、ムーディ勝山などなどなどなどなどなど)は、もう本当に勘弁してほしい。狙いすぎてわざとらしさがにじみ出てて、(精々最初しか)笑えなくてむしろ痛々しい。変なキャラを作るだけならほとんど誰でもできる。型がおもしろいだけなら代替可能性が高い。視覚的な反応は反射的な楽しみしか味わえない。特異なキャラもすぐに慣れてきて飽きる。その証拠に彼らの普通のトークはおもしろくない。
「プロフェッショナル」って何なんでしょうね?NHKさん。