by ST25
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高橋洋一(原作) 『マンガ霞が関埋蔵金』 (脚色:東史朗、漫画:シュガー佐藤/晋遊舎、2008年)
小泉・安倍政権下で(主に竹中平蔵の手足として)郵政民営化や財投改革のシステム設計を担った官僚が書いた、『さらば!財務省』(講談社)を漫画化したもの。
漫画化されて内容が平易になっているところは確かにある。
けれど、基本的には文字によるダラダラとした説明が続いていて、漫画という媒体の良さは活かされていない。
話も、ストーリー性やドラマ性はむしろ原作よりも失われてしまっている。(思うに、悪役(官僚や族議員や増税派議員)の描き方がぬるい。)
そんなわけで、このマンガの存在意義は小さい。これを読むなら原作を読んだ方が良いと思う。(個人的には原作・原作者を評価してないけど。→原作の感想)
それにしても、まあ、小泉政権って何だったんだろうか? 本当に存在していたのだろうか? なんてことを思ってしまうほど、安倍以降の政治はすっかり様変わりしてしまっている。(自民党という点では同じはずなんだけど。)
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