by ST25
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
朝野光陽 『「モー娘。」の経済学』 (オーエス出版社、2002年)
ひどい本。
ひどい本。
経済学なんて1ミリも出てこない。新聞記事レベル(かそれ以下)の経済の話がときたま出てくる程度。
で、その程度の話をモー娘。についての話の最初か最後にかなり強引に結び付け(ようとし)てるだけ。
モー娘。の話も、何の根拠もない著者の勝手で強引な推測・妄想・雑感を論理破綻とか矛盾をもろともせず偉そうに語ってるだけ。( そこらの大学生でも何倍もマシな文章書くってレベル。)
モー娘。に勢いがあろうがなかろうが全く関係なくひどい本。(著者も出版社も)よくこんな本が出せたものだと、本当に感心してしまう。
良いところを挙げれば、保田圭を「ルックス的不良債権」と言いきったところだけ。
最後に、著者の知的レベルを端的に表す文を2つだけ引用しておこう。(ちなみに、太字は実際に太字にされてるもの・・・。)
「 世の不良債権対策のみならず、さまざまな構造改革を行う上で大切なことは、その対象となる事象や組織、それに関わる人間の性質、性格を正しく見極めることである。 」(p72)
「 重要なのは、その土地に見合った戦略を考え、場合によっては、地道にじっくり時間をかけて開発をするということである。 」(pp89-90)
PR
この記事にコメントする