by ST25
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川上和久『2大政党制は何をもたらすか』 (ソフトバンク新書、2006年)
「2大政党制になると日本の政治はどうなるか?」について、ごくごく簡単に解説している本。
真っ当な説明5割、怪しげな俗説5割といったところ。
内容、難易度ともに新聞の解説欄みたいな感じ。
それにしても、なんで「政治心理学」の専門家が「政党制」について書いているのか?
巻末の「構成・原稿:蔭山敬吾、佐々木とく子」という表記は何を意味しているのか?
それはさておき、
「 どの党に投票するかといった判断を下すとき、私たち有権者は何を判断材料にすればいいのだろうか? それは、やはり新聞なのだ。(中略)新聞を読んでいると、その場限りの風に流されることが少なくなるのだ。 」(p206)
という発言はいかがなものか?
『情報操作のトリック』なんていうタイトルの本を書いている著者に進言するのは甚だ僭越だが、とりあえず東谷暁『日本経済新聞は信用できるか』でも読まれるべきではないだろうか。
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