by ST25
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梶井厚志 『戦略的思考の技術――ゲーム理論を実践する』 (中公新書、2002年)
ゲーム理論的な思考法を普通の言葉で説明しているゲーム理論の初級向け入門書。
2章と3章は利得表とかツリーとかが出てきてゲーム理論っぽいけど、他の章は、インセンティブ、コミットメント、ロックインなどの重要な概念を卑近な例を用いて普通の言葉で説明がされている。
ゲーム理論を全く知らない人が読むと、ゲーム理論というもののイメージをつかめて有用だと思う。
また、副題の通り、ゲーム理論的な思考法(戦略的思考)を実生活で、意識的に活かすとこうなるということもよく分かる。
ただ、若干長くてくどい。(新書なのに274ページもある。)
しかも、2~3章の内容より4~11章の内容の方が簡単だから、なんか気が抜ける感じ。
いや、でも、文章は分かりやすいし、おもしろい話も混ぜてあるし、良書であることには違いないけど。
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