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 「4×1 project Play #2」 『月並みなはなし/ソヴァージュばあさん』 ▼『月並みなはなし』 脚本:黒澤世莉、演出:中屋敷法仁▼『ソヴァージュばあさん』 原作:モーパッサン、脚本:谷賢一、演出:黒澤世莉2009年1月23~30日/@新宿シアター・ミラクル


 短めの作品2本立ての芝居。


 まず『月並みなはなし』

 (けっこうスピーディな)同じ動き、同じ台詞を同時に右半分と左半分の2ヵ所(2グループ)で演じ、たまにずらしたり、2つが1つに混じりあったりという演出は独創的だと思うし、それを見事に演じきっていた役者たちの力量はすごいと思った。

 だけど、(正直言うと、)おもしろくはなかった。

 タイトルが「つきなみなはなし」だから、ということでもないのだろうけど、話におもしろみがなかった。

 月に行きたいいろんな人がいるだけ。 その状態が発展したり深まっていったりしないのだ。 最後のオチもなんだかなぁという感じだし。

 そんなわけで、演者たちの動きと動かせ方だけで楽しませるストリートパフォーマンスを観てるみたいな、そんな印象を持った。


 それから『ソヴァージュばあさん』

 ヨーロッパの片田舎の一軒の民家を舞台にした、『月並みなはなし』とは打って変わって少人数(4人)での静かな作品。

 こちらは「ソヴァージュばあさん」役の菊池美里の名演に尽きる。

 もはや人生に大きな希望や喜びをもつことを止め、諦念の中で静かに淡々と生きる( ているつもりだった )おばあさん。 そして、そんなおばあさんの自分でも処理しきれないような感情の昂りと困惑、そして、破滅的な自己主張。

 そんなことがよく表現されていた。

 男性3人は、昔のヨーロッパの軍人っぽくなく、“夏休みに避暑地に遊びに来ている現代の日本の学生たち”に見えた。 「具象」だの「ギムナジウム」だのといった使い慣れない言葉を持て余してる感じもしたし。



 それにしても、話は飛ぶけど、(何回行っても)小劇場に行くたびに感じるアウェイ感が今回はいつも以上に強かったのはなんでだろう??? 眠かったからだろうか??? よくわからない。
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